2003.05.18 東京シティロードレース完走記

 スタート日比谷公園、ゴール国立競技場で、大都会の大通りを思いっきり走れるこのレースは、今年で2回目。私にとってもはずせない大会です。

 目標はずばり40分切り。2月の風邪以来、スランプでしたが、ようやく最近調子がもどってきました。レース5日前のタイムトライアルで、40分04秒だったので、可能性ありと思いましたが、坂のあるコースなので、いまいち自信は持てませんでした。

 今年はゲストランナーは、谷川真理選手と高橋尚子選手。陸連登録で申し込んでいたので、前から5列目あたりに並ぶことができ、Qちゃん(高橋尚子選手)を始めて自分の目で見ることができました。スタート前に後ろを振り向いて、「みなさん、頑張りましょう!との声に、みんな大歓声。Qちゃんはほんと人気者です。ウエアもカジュアルで、今日は楽しんで走る様子でしたが、それでも、初めはすごい速さだったとか。

 スタート後、しばらくして、今度は、後ろに並んでいた谷川真理選手が来ました。どのくらいのスピードかな、という興味もあって、100mほど、付いてみました。ピッチ・ストライドが私の波長と合い、すごく走りやすく感じました。フォームもきれいだし、目標にしたい選手です。そのうち、力をつけて、最後まで付いていけるようにないたいものです。

 1キロ通過が、3分42秒。ワー 速い! 自分にとっては、1000mのインターバル走の速さです。それでも、レースは不思議。呼吸などは、全く平常レベルでした。
 それでも、やはりオーバーペースだったか、続いて、1キロごと、3分50秒3分54秒3分56秒4分00秒と落ちていって、飯田橋の5キロ通過が19分23秒でした。目標の40分切りのためには、予定以上の貯金ができたものの、後半に坂があり、これからが勝負、力を落とさず、使い過ぎず、を心がけました。まだ、幾分、余裕ありでした。

 続く1キロは、4分04秒。予定より落ち込みが早くきているようです。ここからの登り坂、自分でも落ちているな、というのがわかるようになりました。7キロ地点、大江戸飛脚会の渋井ちゃんに追い越されました。その瞬間のショックで、7キロのラップを取り損ねてしまいました。(笑) 荒川マラソン同様、今日も渋井ちゃんにはかなわないか、とも思いましたが、一応ついていけるだけ行くことにしました。登り坂は苦手なので、ここを過ぎれば勝負できるかもしれないと思いながら。

 四谷三丁目を左に曲がって、ここからは平らになります。自然に脚が伸びて、一度渋井ちゃんの前にでました。6〜8キロの2キロが、8分28秒。予想以上に坂による落ち込みがありました。

 やがて、渋井ちゃんの師匠が沿道から、「ついていけ ついていけ!」と声をかけていました。そう言われてしまうと、先行しているこちらも、手を抜くわけにはいきません。8〜9キロは、3分55秒

 残り1キロで渋井ちゃんがピッチを上げてきました。ここでまた、私が後ろに下がります。いよいよ競技場勝負だ・・

 競技場のゲートで、応援にいらしたりえっちさんが、渋井ちゃんに声をかけて、それに彼女も手をあげて応えていました。今がチャンス。情容赦ない私は、そこでダッシュをかけて、渋井ちゃんの前にでます。最後はトラック300m。気持ちよくダッシュをかけたものの、残り100mはほんとうに苦しくなりペースも落ちましたが、なんとか、そのままゴール。最後の1キロは、3分44秒。トータルで39分33秒ネット39分31秒)。目標のサブフォーティー(40分切り)を余裕で達成。渋井ちゃんにも勝てました。(もう2度とないかも)

 なお、渋井ちゃんは、女子の部で6位入賞、おめでとうございます。応援いただいたりえっちさん家族、集合地点で声をかけていただいたポンコツランナーさん、Jackさん、ずっとすぐ後ろにいたモンゴリアンさん、ゴール後声をかけていただいた、EJさん、現時点の目標達成のなおきむちさん、その他みなさん、お疲れさまでした。



渋井ちゃんとのバトル
残り1キロ地点
走る歯医者さん撮影