2005.02.20 青梅マラソン 完走記

 もう40年もランナーをやっている先輩のIさんから、「青梅と皇居を走っていないなんて、(ランナーとして)もぐりだよ。」と言われていました。 今回、青梅初参加、一人前のランナーになるための、第一歩です。
 
 会場に着くと、人、人、人! 更衣室の体育館は、場所取りのシートでぎっしりでした。 トイレも長蛇の列。 私も並びかけて、途中で諦めました。 あとは、途中で、お腹が痛くなりませんように。 
 陸連登録でしたので、スタートは、かなり前のブロックでした。 それでも、この人数だと、もたもたしていると、そこにたどり着けないな、と思い早めに準備して、向かいました。 途中、りいちゃんの声をかけていただき、ありがたかったです。 知り合いに顔を見て、ほっとしました。 また、同じブロックには、はちおさんがいて、おしゃべりをしているうちに、あっという間にスタート時間になりました。

 天気は曇り、気温10℃、弱風という、申し分にないコンディションに恵まれました。 先週と先々週に30キロペース走を実施していたので、距離に対する不安はありませんでした。 当初の作戦は、前半抑えて、後半は、キロ4分で帰って来るというものでした。 しかし、前日に改めて、コース図や、コースを紹介しているHPを見てわかったことは、単純に標高差85mを登って帰ってくるだけではなく、途中、アップダウンがいくつもある、ということです。 {青梅マラソンのコースは、LaLaさんのページに詳しく載っています。}  そこで作戦変更。 前半から、ある程度=キロ4分15秒で行く、ということにしました。

 陸連登録ですので、スタート位置は、かなり前なのですが、それでも、ロスは20秒。(正式には13秒でした。 時計を押す位置を間違えた?)  まずは、このロスを取り戻すべく、入りの1キロは、ネット4分08(正式には、4分15)秒。 次は、4分11秒、4分12秒 と進み、緩やかな登りが続く中、かなりいいペースでした。 ここで、前方にしんちゃん発見! 超ベテランランナーなので、付いていこうかどうか迷いましたが、ちょっとした下り坂を利用して、思い切って前に出ました。 順調だな、という気分は3キロ地点まで。 ここから次第に町を離れ、山間いに入ります。 坂も一段ときつくなり、いよいよ山岳コースの始まりです。 ここで力を使い果たすわけにはいかないので、ストライドを短くしピッチで登ります。 3〜4キロが、4分25秒と、ガクンと落ちました。 これから多難だな。 しかし、続く4〜5キロは、下り坂となり、4分01秒。 往路と復路が同じなので、下りがあるってことは帰りがきついということ、素直に喜べません。

 5〜10キロ区間は、全体としての標高差は変わらず、高さ27mの間をアップダウンします。 景色はいよいよ渓谷に入り、気分はよくなります。 この間のラップ 4分21秒ー8分19秒(2キロで)−4分00秒ー4分10秒。 8〜9キロ地点の下り坂、ここが、復路で21キロ地点過ぎ。 この坂がポイントになるだろうな、と予想をつけました。

 10〜15キロが、コースのハイライト。 ここを乗り切れば・・ という気持ちが働きます。 11キロ地点で、目下の最大のライバル(と勝手に私が思っている)ぱんくろうさんを前方に発見! ちょっと疲れた感じでしたので、抜かさせていただきました。 ぱんくろうさん、疲れていたのではなく、それがペースだったようで、最終的には、数十秒差で、今回は勝たさせていただきました。 この区間のラップは、8分29秒(2キロ)−8分28秒(2キロ)−4分12秒。 この区間も、途中一部下りをはさみながらですが、キロ4分15秒をキープできたのは、予想以上でした。 距離表示は、1キロごとに道の左側にはっきりでているのですが、今回は、坂に集中していたせいか、何回な見落としてしまいました。 15キロ地点手前が折り返し地点です。 すれ違いながら、前を行く大江戸飛脚会の仲間である健気さん、ヤッターマンさん、SAIさん、はちおさんの声をかけ、元気をもらいました。

 折り返していよいよ下り。 15キロ通過が1時間03分16秒だったので、当初の目標、2時間07分59秒=マラソンサブスリーペースを上方修正。 2時間05分31秒=練習(トラック)の最高記録の更新としました。 下り坂では、キロ4分で行くぞー、いかねばならぬ、という気でガンガン走ったつもりですが、結果のラップは、4分07秒ー4分03秒ー4分09秒ー4分04秒ー4分06秒 で、4分を切れませんでした。 まだ、21キロ過ぎの登りが残っています。 ここで息切れするようならおしまいですから、むちゃくちゃな走りはできませんでした。

 20キロを過ぎていよいよポイントの登り坂。 しかし、覚悟をしていたせいか、それなりのピッチでうまく登れたと思います。 昨年12月の所沢ハーフで、登りはピッチで、下りはブレーキをかけず、という自分なりのコツみたいなものがみえてきたように思います。 今日も、登り下りで走り方を切り替えのこと、それ自体を楽しめました。 この間のラップは、4分17秒ー4分24秒ー4分09秒ー4分03秒ー4分17秒。 ラスト5キロ手前から、最後のひと山。 この一番苦しいところで、沿道からASAYANNの声とにこにこ顔。 ASAYANさんは故障で急遽このレースを走れなくなって悔しいだろうに、あのさわやかなお顔を拝見して、元気をもらいました。 

 よーし ラスト! キロ4分で行ってやる! という思い強く、初め4分00秒ではいったものの、次が4分13秒。 まだ、登りの部分があったんですね。 自分では、快調に飛ばしているのに、数字がついてきません。 コースとしては、ここが青梅マラソンのハイライト。 青梅の中心街を、大勢の観衆の中、走ることができます。 ちょっと感動して、涙が出そう。 ラスト3〜1キロが、8分17秒(2キロ)。 うーん、これだけ走っても4分にならない。 でも、この時、トータルタイムの2時間01分25秒を確認。 疲れた頭で、大急ぎで計算。 残り1キロ4分05秒でいかないと、練習タイムを上回れない。 練習タイムを超えなければ、真の自己ベストでないから、喜べないな。 ここで、頑張るかどうかで、決まる! と思うと、後悔のないよう、全力で行く決心をしました。 前を行くランナーをどんどん詰めて、感覚的にも、3分台はでている。いける! いける! と気持ちを奮いたたせて行きました。 沿道から、「あと500m!」という声。 えっ、まだ、500mも? ラスト1キロ地点から勝負していた私は、すでに目いっぱいでした。 それでも、ペースキープできれば、いけるはず。 最後の直線も、気を抜くな。 と言い聞かせてゴール。 ゴール地点を確実に過ぎてから時計を押すと、2時間05分20秒  やったー 自己ベスト更新! しかも、山岳コースで! 正式タイムは、2時間05分17秒。 ラスト1キロは、3分50秒。 大満足な結果でした。

距離 通過タイム ラップ 順位 コース
〜 スタートライン 0:00:13 長蛇の列
〜 5km 0:21:17 0:20:04 緩い登り
〜 10km 0:42:07 0:20:50 アップダウン
〜 15km 1:03:16 0:21:09 530 急な登り
〜 20km 1:23:45 0:20:29 517 急な下り
〜 25km 1:44:55 0:21:10 アップダウン
〜 30km 2:05:17 0:20:22 419 緩い下り

順位jは、男子の総合順位 
青梅マラソンでは、15,20キロの通過タイムのタイムと順位が発表されます。