2006.10.15
 チャレンジラン in ナショナルスタジアム
参戦記

 2004年の第1回大会以来m2回目の出場です。

 昨年はトラックの年でしたが、今年は、フルマラソンが中心の年。 トラック用の練習を集中してこなすプランはなかったのですが、やっぱり、トラックレ0−は面白いし、国立競技場を走れるという魅力にひかれ、エントr−イしました。 それにこの大会は、マスターズと同様、しっかり記録賞がもらえるがいいですね。 掲示板に小さな字で結果が貼られて「おしまい。 といいう大会は、ちょっとねえ。 正式なやり方なのかどうかは知らないけれど、入賞しなければ、形にならないというのでは、参加者が集まらないわけだよな、と思ってしまいます。

 さtて、今回は、状況からして、自己ベストを狙うようなレベルまで、トラック競技に対するモチベ−ションを高めていくのは無理という思いがあって、別の角度からの挑戦としました。

 それは、多種目制覇です。

 この大会は、一人2種目まで、という制限がないのです。 ならば、全部、走れるぞー ということで・・・
 1500m 3000m 5000m 10kmロード にエントリーしました。
さらに、サブイベントの 100m 走っちゃおう。

 

 9時に国立競技場について、受付を済ませ、やらなければならないことは、先着40名の無料のサブイベント、100m走ニエントリーすることでしたが、あ心配は無用。 若干の定員割れでした。

 まずは、その100m。 10時10分、競技開始。

 先月、都民生涯スポーツ大会で、100m×4 リレーに出て、いったい、自分は、何秒で走れるのか、知りたくなっていました。

  レース前、増田明美さんがいらっしゃって、和やかな雰囲気。 何だか、大人と子供が混じった、不思議な運動会でした。
 私の組は、第3組。 8レーン。 前の組までは、陸上やってます! という感じの若者もいたのですが、この組は、何と、8人中6人までは、小中学生までの女子で、いくらなんでも、負けないだろうな、と思いました。 隣のレーンはだけは、私と同じおじさん(もっと若かったかな?)で、まあ、この人と勝負かな、と思いました。

 ちゃんと、スターティングブロックがあり、一応、私も長距離用だけど、スパイクを履いて参戦。 といっても、短距離の練習は、ぜーーンぜんしていないし、今日は先が長いので、アップも柔軟体操だけ。 スタブロなんて、まったく慣れていません あるだけ邪魔、っていうのが、正直なところでした。
 そんな違和感がある中でのスタートでしたから、気がついたら、隣のおじさんに先行されていました。

 50mあたりから、徐々に追い上げられるような気がしたのですが、そこから、本当は、体を大きく使って加速していかなくちゃならないのでしょうけど、そうした走り方のすべも知らないし、走りながら、やっぱりこれは長距離の走り方だよな、とか思ってしまいました。
 ラスト20mぐらいでは、やっぱり追いつかないや、という気持ちになり、流したというわけではないけど、速く終わりたいな、という気持ちでゴールしました。

 小学校の運動会以来、かけっこでは、1位になった記憶がありません。 いつも2位。 そして、今日も2位でした。 千載一隅のチャンスだったのにねえ。 少し、悔しい。

 それにしても、わずか14秒の間に、いろりろ思いがめぐるもんですねえ。 やっぱり、かけっこは面白いです。

 そうそう、記録は、14秒08。 1位とは、0,10秒違い。 記録掲示板に、ちゃんと、発表されていました。

 

 更衣室にもどったら、昨年夏のナイター陸上で知り合ったT中さんに、偶然、再会しました。 今日は、知り合いがいなかったので、いろいろと話でできて、よかったと思います。

さて、次は、本業(?!)の1500m。 第3組 (第1組は女子だから、男子の3組中第2組) 11時10分スタート。

 スタートは、例によって、好位置キープ。 コーナーでは、約20人中、3位になっていました。 その勢いで、一度でいいから、先頭に出ちゃおうかな、と迷ったくらいです。
 でも、いや、待てよ、そんな、ばかな、これは、オーバーペースに違いない。 さっき、走った100m走のせいで、短距離走ノスピードになっていうんだな。 と分析。 ホームストレートに入ってからは、どんどん抜かされるに任せて、スピードをセーブしました。 

 ところが、違っていたんですね。300m、すなわちゴールラインに置いてある時計のタイムを見たら、1分超えしているではないですか。 ええ、どうして、速過ぎると思っていたのに、これは、全然スピードがでていないということではないですか。 目標5分を切るためには、1周目は、イーブンの80秒より、2〜秒前後速いペースでいかなくては、いけません。 したがって、300mでは、50秒台の数字が見えていなくてはいけないのです。

 まずい、と思ったときには、すでに最下位で、前に行こうとしても、つっかえる状態。 これは、完全に失敗です。

 400m 1分21秒48。 ここから、前を見て、落ちてくるランナーを拾っていくことになりますが、どうも、いつものように調子があがらない。

 800m 2分45秒74 (ラップ1分24秒26) ゲゲゲ、これは、おかしい。 ここから、何とか上げても5分切りは、無理だな。 でも、何とか、これ以上、落ちないようにしよう、とだけ思いました。

 1200m 4分08秒80 (ラップ1分23秒06) 何とか、失速は免れているものの、スピードに乗れない感覚でした。

 ラスト300mこそ命! とばかりに、前にいた、ライバルT中さんを目標にすることにしました、いつもなら、ぐんぐん追い上げられるところだと思うのですが、今日は、なかなか差が縮まらず、そのまま、ゴール。 5分09秒01。 ラスト300mは、1分00秒21。 完敗レースでした。

 完敗の原因は、はっきりしています。
 1 レーススピードでの練習をしなかったこと。 直前1週間では、1000mのインターバルを2回やりましたが、400mをやらなかったのは、まずかったですね。 キロ3分40〜50秒の走りと、3分20秒の走りは、異質な感じがします。 一度でもいいから、3分20秒ペースを走っておくべきでした。

 2 スパイク練習をしなかったこと。 今日は、スパイクの違和感がありました。 これまた、一度でもいいから、スパイクを履いて、1500mを走ってみることをすべきでした。

 3 アップをしなかったこと,。 これが、決定的だったと思います。 100m走をしたし、今日は、先が長いから、という理由で、柔軟体操程度しかしませんでしたが、1500mでは、本来、1時間位かけて、ジョグから流しまでやらないと、ベストの状態に持っていけない、というのが、確信となりました。

 

次の3000mまでは、あまり時間がなく、招集を受けながら、ゼッケンを付けているような状況でした。 やはり、第3組 (第1組は女子だから、男子の3組中第2組) 12時05分スタート。

 3000mを走るに当たって、今日は、ひとつのこだわりを捨てました。 それは、スパイクを履くかない決断をしたということです。 私は、スパイクの感覚が好きで、トラックレースでは、スパイク着用主義です。 遅い人は、意味がない、あるいは逆効果、ということを、よく耳にしますが、遅いからこそ、スパイクの助けを借りなければ、ますます、速い人との差がつくんじゃないか、って、疑問に思ってしまうのです。

 でも、今日は、1500mを走った感覚から、これは、スパイクを履くと、3000mや、5000mでは、最後まで待たずに、とんえもなく失速する予感がしました。 いつも、はきなれている、ロードレース用なら、なんとか、苦しくなっても、腕振りとか、上半身を使って引っ張るような感覚で、がんばれる気がしたのですが、スパイクがあると、足のひっかかりがあって、邪魔されると思ったのです。

 3000mでは、スタートで飛び出すことをせず、冷静に、自分のペースで出ることを心がけました。 1500m同様、一旦、最下位に下がり、前のランナーまで、差をつけられました。 最後に、「もう少し! がんばってー!」なんて、場内アナウンスされちゃいうのかな。 それも、悪くないかも。 なんてことを、考えていました。 そそうそう、この大会は、増田明美さんと、宗茂さんが、解説者として、アナウンスしてくれるんですよ。

 1000m 3分44秒01。 目標11分とすると、遅いペースですが、この目標は、1500mの結果からして、あきらめていましたので、まずまずかな、という感じでした。 体感的に余裕があったからです。

 ここから、しばらく、走りに集中できていたようです。 全身を大きく使うこと、曲線から直線に出たときは、気持ち、スピードに乗る感じをつかむこと、などを、心がけました。 前から、落ちて来るランナーも適当にいて、目標にできたのも、よかったと思います。

 そんな感じで走っていたものですから、2000mの通貨をチェックし損ねました。 1500mの結果が悪かったので、あまり、タイムにこだわっていなかったんですね。とにかく、失速せずに、最後までいい走りをすることに集中しました。

 ラスト3周くらいからは、場内アナウンスで、トップのランナーが後ろから、近付いているのがわかりました。 周回遅れにならないようにする、という新たな目標ができたのが、よかったと思います。 結局、残念ながら、ラスト1周直前(相手は、ゴール直前)の直線で、抜かされてしまいましたけどね。 相手は、ラストスパートで、すごい迫力でし、もう、恐れ入りました。 

 ゴr−ルタイムは、11分02秒34 (後半2000mは、7分18秒33。 入りの1000mからすると、後半、追い上げられたレースとなり、まずまずの満足度でした。 目標11分にも、もう少しで手が届くところでしたからね。

 

 次の5000mが、難関です。 というのは、20分の制限があるからです。 途中で、打ち切り、記録なしは、何としても、避けたいものです。 それでも、3000mを走った感触から、おそらく大丈夫だろうとは、踏んでいました。

 大急ぎで、昼食として買ってきていた、おにぎり弁当を詰め込み、あまり休む暇がなく、招集へ。 第3組 (第1組は女子だから、男子の4組中第2組) 13時30分スタート。

 またまた、例によって、スタート後、200mくらいで、気がついたら最下位でした。 
それでも、 1000m 3分50秒41。 悪くないですね。 感覚的にも余裕があったので、もうちょっと、上げれば、目標19分の可能性もゼロじゃないな、あきらめないで、やってみるか、という気持ちと、まだまだ、ペ^ースを上げて失速したら、あっという間に、キロ4分超もありうるぞ、という気持ちで、揺れました。

 2000m 7分37秒16 (ラップ3分46秒62) 一人抜いて、ブービーになっていました。 ペースが上がっていましたが、感覚的には、無理なく、まずまずかな、と思いました。 ただ、バックストレートが逆風で、かなり抵抗を感じました。

 3000m 11分24秒42 (ラップ3分47秒26) 自分の時計より、ゴール地点の時計を見て、1周ごとに、90秒、を基準にタイムチェックして、よしよし、まずまず走れているぞ、という気でいました。 

 ただ、もう一人ランナーを抜いた段階で、その前が、100m近く離れていて、目標には遠く、一人旅状態になってきました。 それに伴い、3000mを過ぎてから、1周ごとが、急に3秒位遅れて、あれ、まずい、という感じになってきました。 

 4000m 15分16秒22 (ラップ3分51秒80) 「51秒・・」 という数字を見て、がっかりしてしまいました。 やっぱりだめか。 後から思うと、まだまだ、あきらめるのは早かったんですけどね。 20分切れて、19分台前半なら、上々じゃないか、って、守りの気持ちになってしまったんです。 レース中、苦しくなくと、よくあることですね。

 ゴール5000m 19分01秒01 (ラップ3分44秒39)
 
「01秒01」 、足りませんでした。 終わってみれば、ラスト、もうちょっと、必死にがんばっていればよかったですね。 これで、目標に対しては3連敗、となってしまいましたが、走り全体としては、300mと5000mのレースは、満足のいくものでした。

 

 5000mを終わって、スタンドで、宗さんたちの応援アナウンスを聞きながら、レースを見ていました。 5000m最終組では、トップノランナーが、15分切れるかどうかということで、宗さんの声も熱が入り、とても、見ごたえがありました。 見事、14分59秒の結果(大会記録)で、すばらしかったです。

 さて、そろそろ、と思って外に出ると、いつの間にか、大勢のランナー。 いつもの大会の風景となっていました。 この大会、トラックのエントリー数(チャンピョンレースを除く)254に対し、5キロと10キロのロードレース計で、エントリー数1,870なんです。 おそらく、トラックレースなんて、速い人ばから、と思って、敬遠する人が多いんですね。 実際は、本当に贅沢な、楽しみなんですけどね。

 10kmは、15時17分スタート。 申告タイムのゼッケン区分順だったので、前から2列目に並ぶことができました。

 国立競技場が、発着で、神宮球場。絵画館前をめぐる、神宮外苑コースを5周します。 5キロは違いますが、10キロは公認レースになっています。

 国立競技場をでて、おそらく、高さ5mほどの坂があります。 ここでは、明らかにペースダウンがおきます。 しかしその分、他の箇所の下りで取り戻しますので。高低差の観点からは、まずまずかと思います。

 1km通過 4分00秒
 
とにかく、目標は、40分切り。 初めかなりの人数に抜かされて、もしや、4分30秒かかっていたらどうしよう、と思いましたが、まずはひと安心。 周回コース前半は、登り坂があるので、こんなものか、と思いました。 この大会、周回コースんばのに、ちゃんと、1キロごとに表示はあるのが、いいですね。

 2km通過  7分54秒 (ラップ3分54秒 下り坂がありましたので、加速できました。 よしよし、といった感じです。と同時に、ひょっとして、39分切りが可能かも、と欲がでてきました。 早くも、2分前スタートの5キロのランナーの最後尾に追いついてきました。

 3km通過 11分51秒  (ラップ3分57秒 2周目にはいり、今度は、逆に、5キロの先頭ランナーに抜かされ、それからは、もう、ぐちゃぐちゃ、な状態になってきました。 

 4km通過 15分49秒  (ラップ3分58秒 うーん下り坂があったのに、ペースがあがりません。 とにかく人が大勢で、ペースがまちまちで、走りにくく、この時点で、39分切りは、無理だな、と思いました。 

 5km通過 19分46秒  (ラップ3分57秒 10キロの周回遅れが加わって、何が何だかわからない状態になっていました。 自分のペースを維持する、というのもテーアですが、しっかり前を見て、どうしたら、ロスが少なく、人とぶつからず、走り抜けるか、がテーマになってきました。 遠回りだけど、ここで、右にでるかどうするか、ああ、遠回りした、失敗した、 とか、ちょっとしたタイミングで、前が開くと、今がチャンスでペースを上げてみたりと、インターバルのような感じはまずいな、とか、いろいろ考えていました。 とても、記録を狙えるレースではありませんが、これはこれで、とても面白かったと思います。

 6km通過 23分48秒  (ラップ4分02秒 
 7km通過 27分51秒  (ラップ4分03秒 
 8km通過 31分51秒  (ラップ4分00秒 
 この4周目が、キロ4分を超え、厳しかったですね。 混雑していて、言い訳はできそうでしたしね。 力を抜きたい誘惑にかられそうになりましたが、ここで、失速したら、今日一日がんばってきたことが生かされません。 そもそも、この10キロでを、疲れ状態で、しっかり走りきるというのが、今日の最大テーマなんですんから、意地でも、40分は切らないとね。

 最後の1周は、周回遅れでなくても、失速している人もいそうで、何がなんだかわからない状態でしたが、それでも、なんとなく、右側が速いランナーという暗黙のルールもたいなのが、できてきていました。

 9km通過 35分50秒  (ラップ3分59秒 

 1キロごとも、3分台に回復し、もう大丈夫。 それでも、目いっぱいだったので、前を行くランナーについていけなくなりそうでした。

 競技場にはいると、横から誰かが「40分切れるよ」と、叫んでいました。 これを聞いて、えっ、ぎりぎりなの、とちょっとあせりました。 1キロごとのタイムをチェックしていましたが、トートルを見ていなかったからです。
 一応、最後100mは、ダッシュをかけました。 ラスト1キロ間で抜かれたランナーを抜き返し、ゴール!!!
j「4種目のゴールです」というアナウンスもあり、思わず、万歳をしました。

 ゴールタイム 39分38秒  (ラップ3分48秒 


 


 今回は、ちょっと変わった挑戦をして、思い出になる一日となりました。 また、事前に、大会本部へのメッセージ募集で知らせていたので、何回か、4種目挑戦している旨、アナウンスで紹介されました。(実は5種目だったんだけど)
今回は、知り合いがいないかな、と思っていたら、T中さんに、偶然お会いして、いろいろ話しができて、楽しかったです。
一日楽しんできましたが、所用により、最後のチャンピョンレースが観戦できなかたのが、残念でした。

 次は、11月5日の、大阪・淀川市民マラソン(フル)です。 ここで、つけたスタミナが生かせればいいなと、思っています。