2007.12.02 川口マラソ 完走記

 今シーズン親子マラソン第2弾、のはずでしたが、小6息子のYOHが、前日、遊んでいて足親指を打撲し、出走不能に。 結局、自分1人、10キロレースに出てきました。

 同じく埼玉県南部である、2間前の戸田マラソンと、いいライバル関係にあるのかな。.
 ちょっと、比べてみました。

2007年度
- 種目 戸田マラソン in 彩湖 川口マラソン
エントリー数 ハーフ 2,766人 1,321人
10km 1,732人 1,605人
5km 608人 1,035人
2km 1,200人 1,882人
合計 6,306人 5,843人
参加費 一般 3,000円 3,000円
高校生 3,000円 2,000円
中学生 1,000円 1,500円
小学生 1,000円 1,500円
ファミリー 3,000円 4,000円
ハーフの制限時間 制限時間が3j時間00分と緩い 関門クリアのためには、2時間20〜25分の走力が必要
コース もともと車の通らない公園内。湖あり自然豊か。 公道を独占して走れる。町中で応援あり。
 
 やはり、端的に、制限時間の寛容さが、ハーフのエントリー数と直結していますね。 公道を走るとなると、やはり交通規制の関係で長くは取りにくいのでしょう。 制限2時間30分前後でも、きつい、と感じているランナーがいかに多いかが、推察されます。 小学生の部については、戸田が3学年ずつ分けているのに対し、川口は2学年ずつ。 このあたりの細かな対応と、交通アクセスのよさで、参加費が500円高いにもかかわらず、川口のほうが人を集めています。
 両大会とも、豪華ゲストに、飲食サービスなど、盛り上げようとする工夫があり、支えていただく皆さんの思いが伝わるすばらしい大会です。

 

 
 さて、自分のレースの話にします。

 2週間前の戸田マラソン10キロで、まさかの、40分55秒。 練習でも、39分台は連発だったので、ホント、本番に弱い、ということで、少し、凹みました。 まあ、風邪をひいていたということも、言い訳にできましたけど。

 今回は、2週間前より、走力は上がってきている証拠に、1人練習でも、10000mのトラックで、7日前38分46秒。4日前、39分57秒が出ていました。 久々、38分台への復帰です。 あとは、レースで、38分台を! というのが目標でした。

 1人練習でそのタイムなら、レースなら、37分台で走れるんじゃないの、と言われそうですが、私の場合、違います。 1人練習でも、けっこう追い込むことができるのです。 1人だと、時計と友達になり、タイムを追ってしまいます。 むしろ、ゆっくり走りたいな、と思うときに、合同練習に参加することにしているくらいなんです。 おまけに普段、夜練習ですので、昼間の気温上昇や、日照の障害がありません。 レースは、午前スタートなので、身体が眠った状態になってしまう心配もあります。 さらに、いつもはトラック平坦コース。川口は、けっこう坂があるようだし、どうなることでしょうか。
 
 今日は、余裕で現地入りし、アップもできました。 初め身体が固めでしたが、速い走りを入れて、ジョグは少なめに、ストレッチを多くしていると、程よい感じになってきました。 荷物は、作戦とおり、預けるものと、放置する物に分け、混まないうちに荷物預けを済ませ、最後まで上着を着ている、という流れになりました。 これは、去年のつくばで大慌てをした経験から学びました。 万一盗まれてもいい上着だけ、放置荷物、その他着替え一式と貴重品は、さっさと預けてしまいます。 そして、並ぶ直前のタイミングでトイレ使用、というのが、ベストな流れです。 もっとも、10キロレースでは、トイレのことはさほど神経質になる必要はありません。

 

 前段が長くなりました。 スタートは、陸上競技場内。 かなり完璧に準備していましたが、最後、並ぶタイミングだけ、遅くなりました。 前のハーフのスタートをのんびり見てたりしたものですから。 親子マラソンののりで、ゆっくりしちゃいました。
 
 この大会の、オリジナルは、ムーブスタート。 ハーフも10キロも、40歳未満と、以上で、5分差で出発します。 私は、当然40歳以上・・・ なんですが、ここで、しくじり発見。 スポーツエントリで入力した時に、ミスったようで、一般(40歳未満)で、エントリーしてしまいました。 受付のところで気がつきましたが、当然、今更変更できるはずはなく、そのままのクラスで走りました。 まあ、逆ではないので、インチキということにはならないでしょう。 
自分の失敗を棚に上げて、の話ですが・・・ この点、ランナーズのエントリーなら、年齢別に、間違いのないようにエントリーできる画面なので、グーですね。(川口マラソンは、ランナーズ派じゃないんで)

 まあ、そういうことで、「一般」の部の私は、若い人に混じって先行スタート。 ちょっと、ひんしゅくだったかもしれませんが、横から、するりと入って、前から5列目くらい。 これ以上前は、いくらなんでも、ずるいよね。 走力的にも5列目くらいなら、見合いかなと。

 戸田の時は、慎重に入って、坂を見た瞬間から気力が落ちていったので、今日は、積極的に、平坦な部分では若干貯金を作るつもりでいくことこにしました。

 スタート号砲直後は、そこどけー、って感じで、掻き分けて進む感じ。 200mちょい走って、場外へ。 大きな動き、リズム、大きな動き、リズム、と心がけて進みました。

 1キロの表示は、しっかりありました。 でも、えっ、びっくり。 通過タイム3分33秒だったのですよ。 距離表示がおかしいのか、調子がいいのか、オーバーペースの取り返しのつかないことをしてしまったのか。

 2キロ通過のラップは、3分46秒。 ちゃんと落ちているから、正しい距離のようだ。
 3キロ通過のラップは、3分58秒。 あじゃー、やっちゃったー こりゃ、失敗レースじゃー

 まずいなあ。 この調子なら、4分オーバーになるぞ。 落ち着け、落ち着け。 4分キープして、ラスト勝負すれば、39分は、切れる。 諦めるな。 

 前を行くピンクシャツのランナーを目標に、離れないようにするけれど、やがて、見えなくなりました。 2キロ地点あたりから、5分前スタートのハーフの後尾に追いついていて、次第に走りづらくもなっていました。 

 5キロ手前で、高速道路の下をくぐるための急な下り坂。 つーことは、また、登るの!? いやだなあー。
 前を見ていくつもりが、得意の下り坂で、逆に後ろから抜かれ、どうやら、キロ4分は超えているんじゃないかな、と思いました。

 4キロ地点の表示は多分、見落としたと思うんですが、5キロの表示はあったのかな。 1キロごとの表示は、ハーフ用で、スタートラインは同じだから、4キロまでは、有効なはずだけど、その後、は10キロコースは、折り返してコースが分かれます。 10キロレース用の表示は、多分、なかったと思います。

 いつも、時計見ながら走っているので、距離表示がないと、暗闇の中を走るようなもの。 不安。 だけれども、逆に早く逃げたい気持ちになって、背中を追われるように速く走れる気もします。

 復路は、だらだら登り坂で開始。 あれ、ということは、さっきは、下り坂だったのか。 気が付かなかったなあ。 下りでも目いっぱいな感じだったから、まずいなあ。 

 でも、7キロ手前あたり、下り坂もありました。 往路は、一生懸命で坂を感じていなかったんですが、復路は、身体も限界になって、敏感になっています。 このあたりで、後ろから2人に抜かれ、しばらく、がんばって、離れないようにしますが、やがて、離れていきます。 後半型を自認する自分としては、屈辱パターンのレースとなってしまいました。 橋の登り下りの後は、ずっと平坦。

 7.5キロあたりから、今度は、10分遅れスタートの5キロレースのランナーと合流し、再び走りにくくなりました。 横にでて、直進する。 曲がり角では、遠回りするか。いろいろ考えてしまいます。

 時間からすると、ラスト2キロかな。 いつもの、トラック練習を思い出してね。 いつも通り走っていれば、そんなに遅れないはず。

 ゴールの競技場が見えてきて、ぐるり、大回り、1周近く。 まだ、最終タイムの予測が立ちません。 38分台? 39分台? 40分台? 

 ちょっと、油断すると、5キロレースのランナーにペースを合わせてしまいそう。 前をいく10キロレースのランナーは、1人も見えません。 時々、ジグザグになったり、ペースがイナターバルになったり・・・ まずいなあ。

 最後の最後、競技場に入って、ラスト約250m。 ここで、ようやく、ゴール予想タイム。38分台確実!がでました。 よっしゃー いけてるぞー

 ゴール手前、コーンで2走路に分かれているように見えまして、左が5キロ、右が10キロかしら、とか、余計なことを考えた分、スパートのタイミングが遅くなりました。 結局、両者とも、左直進だったんですけどね。 視力が弱いんで、どうも、こういうところで、ロスをしがちです。 確信を持ってから、ラスト30m位だけ全力でゴール。

 ゴールタイム 18分30秒。 結果は、その場で、記録証をいただけます。 よかった、 練習より速かった、というのは、素直に嬉しいです。

 天候晴れ。 気温12度 湿度40%と、記録証に書いてありました。 実際、手袋もいらず、ランシャツでも汗で濡れましたので、もう少し、暑く感じました。 他のレースと混じる走りにくいコースということを考慮すれば、まずまずいいタイムだったと思います。

 来週は、さのマラソンのフル。 これで、目標タイム、3時間05分は、実現可能性が80%位になったと思います。 今後、冬休みを利用して、最後の追い込みをして、10キロ38分前半レベルになり、いぶすきの難コースを3時間一桁でクリアできれば、東京マラソンでサブスリー勝負ができます。

 東京マラソン関係者様。 スタートラインにごみ箱を用意してください。 ビニール合羽をそこで捨てられれば、サブスリーの可能性がクーンと上がります。 これ、大問題です。 ポカポカの天気になれば必要がありませんけれど。