2007.11.18 戸田マラソン in 彩湖 完走記

 6年生のYOHが最後だから、と、今シーズンは、親子マラソンに出まくると宣言。 タイム計測をしてくれる大会が条件。 下記の大会が出走予定となりました。

親子マラソン 出場予定 (すべて2kmレース) 
日にち 大会
2007.11.18 戸田マラソン in 彩湖
2007.12.02 川口マラソン
2008.1.20 千葉マリンマラソン
2008.1.27 新宿シティハーフマラソン
2008.3.上旬 テレビ埼玉親子ふれあいマラソン
2008.3.中旬 かるがもファミリーマラソン  (横浜)

 

 普段l、マスターズの大会などに出ていたので、久々のビッグな大会でした。 戸田マラソン in 彩湖は、総エントリー数6,306人。 近隣では、上尾シティハーフなどが同日開催でしたが、ランナー人口って多いんだなあ。 コースは、荒川の調節池である彩湖の周りの公園内。ハーフのコースは同じところを2周。公道を走る醍醐味があるわけでもなく、決して魅力的ではないのですが、近隣と温泉と提携したり、スープのサービスがあったり、完走証が写真付き、ゴールタイムの即時メールサービス(GTメール)ありといったように、運営に工夫がされていました。トイレも10キロのレース前には、順番待ちゼロ。荷物預かりが貴重品のみで、雨でも降ったら避けるところがないので大変というのが難点ですが、全体として、好印象の大会でした。
 なお、当日の天候は、晴れ。午前10時現在、近隣のさいたま市では、気温9.5度、喃南東風力1m。

エントリー数
種目 人数
ハーフ 2,766
10km 1,732
5km 608
2km 1,200
合計 6,306

 

 9時40分、ファミリー(親子)の部2kmスタート。
 YOHは、マラソン大会の雰囲気が好きなのですが、普段かから練習しているわけではなく、持久走が得意というけでもありません。運動会では1位になるので、どちらかというと、短距離向きでしょうか。今日の目標は、同じ6年生の時に姉のAYAが出した記録かな。 10分42秒。 
 2kmのコースは、完全に平坦、途中で折り返して、陸上競技場がゴール。
 6年生だからね、ということで、前から5列目あたりに並びスタート。前半は余裕で行くんだぞ、といういつものアドバイス。そのとおり走ってくれたと思います。 
 折り返して、「1km」のでかい看板。 ファミリーは、おまけの種目だからと、距離がいい加減だったり(ランナーズ10K)、計測をしない大会(谷川真理ハーフなど)もあるけれど、途中距離表示までしっかりしているのは、すばらしい!子供だって、けっこう、目標もってやっていますからね。
 1キロ通過は、5分15秒(ネット5分12秒)。 ここから、ビルドアップしたら、10分切れるかも、と一瞬思いましたが、練習していないもんね。 帰路は、いっぱいいっぱいになったようで、スピードが鈍りました。
 といっても、もうだめだ、という感じにはならず、それなりにペースをキープしたまま、競技場へ。 あと200m。時計を見て、「お姉ちゃん記録、ぎりぎりだぞ」というと、最後のがんばり。女の子には負けたくないよね。
 ラスト、スパートをかけたにもかかわらず、後半は、5分32秒。 GTメールで確認して、10分47秒。お姉ちゃん記録に5秒及ばず。 「よく欲頑張ったね。自己ベストだよお。お姉ちゃん記録は、次の楽しみにしようね。」と声をかけて、本人も満足そうでした。
 

 

 10時10分、10kmスタート。
 YOHを待たせて、今度は、自分のレース。 2キロレースがちょうどいいアップになっているはず。
 今日は、確実に38分台を出すことが目標。 4日前の5000mの練習で18分48秒がでていたので、普通に走れば大丈夫なはず。問題はペース配分だけ、と思っていました。 しかし、念のため、38分台を確実にするために、レース前3連休としました。 ところが、これが裏目に出て、風邪をひいてしまいました。 熱はでませんでしたが、当日朝は、鼻をかむ状態。 練習をやめると、腹を壊したり、風邪をひいたりしやすいですね。緊張していた身体が、油断してしまうのでしょうか。 よく、箱根駅伝の選手なんかが、風邪をひいてなんて話をききます。まわりは、何で体調管理ができないんだろう、とか思ってしまいがちですが、おそらく不摂生をしているわけではなく、練習量を落としために、そういう危険な状態になりやすいんだと思います。

 おまけに、この日は、前日と朝が寒く、時間が経つにつれて、お日様にこにこ、ぐんぐん気温があがっていました。後で調べて、さいたま市の気温9.5度となっていましたが、ええ、うっそーという感じ。 戸田はもっと高かったように思います。 体感的には20度近くなったようで、並んでいる時も、後頭部に日差しを受けて、暑っついなーと感じました。 こういう風に、前日そして当日朝まで寒くて、レース前に気温がぐんぐん上っていく条件は、よくないですね。 4年前、高橋尚子選手が大失速した、そして、サブイベントで走っていた私らも集団で大沈没した、あの東京国際女子マラソンを思いだしました。 

 

 
 そう、今日も、東京国際女子マラソン。 北京オリンピック選考レース。 野口みずき選手だけ、ひとり、気象条件関係なし、みたいでしたが、渋井選手も大南選手も、撃沈でしたね。 曇りだったりしたら、あそこまではいかなかったはずです。 

 脱線ですが、野口みずきファンとして、午後からテレビにかじりつきましたが、本当に強かったですね。 気象とコース条件を考慮したら、20分切り相当の走りだったと思います。 5キロ通過、16分40秒前後、というのを帰りの携帯WEBで見て、「よっしゃー」と思いましたよ。速すぎず、遅すぎず、でしたからね。 野口選手は、負けるとしたら、4年前の高橋選手のように、かっこよく決めようとして、日本記録ペースで突っ込んでしまって自滅するか、あるいは逆に自重しすぎて集団の中で自分のリズムを失い、ラスト勝負で渋井選手のスピードに屈するか、のどちらかかと思っていました。 戦略そして実力ともに、最高のものを見せてもらいました。

 

 
 さて、自分のレースの話にもどります。

 速すぎず、遅すぎずが、テーマでしたから、1キロ通過が、3分56秒で、しめしめでした。 ところが、前方に土手が見えるではないですか。 ええっ、あれ、登るのお。 苦手な荒川マラソンコースと同じじゃないですか。 平坦なコースの中に、土手のだけ登り下りするコースって、リズム狂うんですよ。 もう、見ただけで、狂ってきました。明らかにペースダウン。 そうとわかっていたなら、入りの1キロは3分50秒くらいで入っておくべきだったか。 とか、早くも後悔。 後ろ向き。 さらに、土手を登ったら、すぐ下るじゃないですか。 ということは、帰りも、また、登って下るの、 と思ったら、こりゃ、38分台は、計算上、無理だあ、となりました。 

 2キロまでのラップが、4分07秒。 一気に気が滅入りました。 それでも、気を取り直して、5キロまでは、4分ちょっいで我慢できれば、後半勝負で、40分を切れるのでは、と、目標は、39分から、40分に格下げしていくことにしました。

 4〜5キロで1回目の折り返し。 がまんする、というのは、いつもスピードを上げすぎないように、ということなんですが、今日は、ペースが落ちないようにがまんする状態。 5キロ通過が、20分20秒。 まだまだ、後半上げていけば、40分切りはできる数字だったのですが、ここまで、けっこう、追い上げてきているので、これ以上、ペースアップできませんでした。

 さっきから、近づきつつあった、背中が、今度は逆に遠ざかっていく。 6キロまでのラップ4分17秒を見て、もう、レースをやめたくなっちゃいました。 あとは、ゆっくりジョグして帰るかなって。

 7キロまでも、4分14秒。 このあたりで、ごそっと、集団に抜かれました。 20分遅れでスタートした、5キロレースのトップが、横を過ぎていきます。 この調子だと、40分台も守れない。41分台か。 せめて、ラスト3キロだけでも、キロ4で行くか。 とちょっとだけ、前向きになりました。

 8キロまでが、4分02秒 ようやく、逆襲モードになりましたが、次には、橋があって、アップダウン。まったく、力がはいりません。 2回目の折り返し直後が9キロ地点、ラップは4分11秒

 後ろから付いて来るランナーがいたので、背中を押されるようにして、ペースキープ。 競技場のゴール前では、5キロレースの中学生(多分)と張り合って、スパートはできました。 ラスト1キロは、3分50秒トータル、グロスで40分55秒(ネットは同54秒か)

 ゴール後、後ろからついいてきたランナーに「ありがとう!」っていわれました。ベストまで、あと5秒だったそうです。 一生懸命走っているランナーの中で、いい加減に走っていた自分が情けなくなりました。

2週間後の、川口マラソン10キロで、立て直します。

 

 後日談
 お姉ちゃん記録、10分42秒だと思っていましたが、実は10分49秒であることが判明。 今レースは、お姉ちゃん記録より2秒速く、YOHの男子としての面目がたちました。