2009.11.08 ねりま光が丘ロードレース 完走記

 久々、地元のレース、10キロ。
 1週間前に島田でフルマラソンを走っていたが、疲れは問題ない。 というのも、10キロもハーフマラソンも、自己ベストはフルマラソンの1週間後に出しているからだ。

 ただ、アップで流した時、いまいち、ぎくしゃくした感じ。 直前3連休ではなく、2連休としていることが原因だ。 よって、公園の外周1周プラスアルファで、約4キロのジョグをした。 身体をほぐして、流したら、今度はましになった。

 開会式の最中、すでに大江戸飛脚会の皆さんが前列確保のため並び始めていたのを見て、自分も早目に。 そうしたら、前から3列目になってしまった。 これが、このレース失敗の最大の原因だと思っている。 せめて、7列目、いや10列目くらいでよかったかもしれない。

 初めは、トラック1周。 前に並んだ以上、ゆっくり走らない、というのは自分のポリシー。 遅いランナーが前に並んでいる時は、腹を立てることにしている。
 ということで、1周、流れに乗って行ったら、84秒! ヒャー。 5000mのレースとしても、突っ込みすぎである。

 ロードに出てからは、意識して、大江戸飛脚会の格上のランナーに次々抜かれる。 それでも、最初の1キロは、3分39秒! ヒャーである。

 この大会、この最初の1キロ以外は距離表示がない。 そこで、次に公園内ジョギングコ−スと重なるところで、200mごとのタイムをチェック。 45秒54、45秒90、46秒02!

 完全にオーバーペースでアウト! のはずなのだが、馬鹿だねえ、もしかして、これって、自己ベスト〈37分49秒)ペースじゃないの? 久々の「自己ベスト」の響きを聴けるかも? なんて、思ってしまった。

 公園内1周して、公園の外周道路を2周。 しばらく最前列に並んでいた黄色のシャツのランナーと、出たり入ったりしていたが、外周1周目の後半で、先に行かれる。 スタート前、周囲で5キロ表示があると聞いていたので、それが楽しみだったが、今年は出ていなかったようだ。 これは精神的な打撃となって、ペースがわからないまま、前を行くランナーから遅れ初め、やばくなってくる。

 外周1周目の最後の方で、計測マットがあり、タイムチェックできる。 自己ベストの時の通過タイムを暗記していたので、ここでチェック。 51秒遅れ! こんなに飛ばして来たのに、もう、がっかりした気持ちと、そんなはずない、チェックポイントがずれているんだ、という思いで、混乱し、集中力が失せてきた。

 人間、目標が大切である。 あとどの位頑張れば、どの位になる、というのが皆目わからない状態で、2周目突入。 ペースがあがるはずがない。

 おまけに、2周目途中から、横腹が痛くなってきた。 中学生時代にはよく痛くなったが、久しぶりの感覚。 スタート直前にコップ3分の1の給水(アミノバリューが無料提供)が悪かったか? とにかく、立て直すためにペースダウンしかなかった。

 残り2キロ位で、やすさんに抜かれる。 もう、お先にどうぞ、という気持ちであったが、背中を見ているうちに、むらむらと来た。 練習でも、結局、やすさんには付いていけないんだよな。 ここは、できるだけ粘ってみるか。

 残り1キロの表示は、かつてあったように思うが、今回はなかった、あるいは気が付かなかった。 最後は周回遅れのランナーのほうが3倍ほどいて、走りずらい。 この大会、道路の半分も規制されていないのだ。 路肩から〜3メートルにコーンが置いてあるだけ。 私もそうだが、もう走れなくて、コーンの外側、車の通路を走ったり戻ったり。 危ないよなあ。 この大会のキャパの限界を感じた。 

 2周目最後のチェックのマットで、タイムチェック。 1分19秒遅れ。 39分台が微妙に届きそうもない。 この地点まで、やすさんまで、3mくらいの差に追い上げていた。 いつもなら、得意のラストスパートをかけるところだが、やすさんも速くなって、逆に離された。 こうなったら、もう、やばい。

 競技場に入るところ、時計を見たら、39分まで30秒を残していた。 あとから思うと、ここで危機感を持って猛スパートをかけるべきだったが、計算間違いをして、38分台セーフという判定をしてしまった。 やすさんに追いつくことも不可能となったため、ここで、いったん緩んだ。

 残り50m位で計算誤りに気がつき、ダッシュを掛けたが、時すでに遅し。 39分を02秒、超えてしまった。 ちなみに、やすさんは、38分59秒。

 ゴール後は、最後、力を抜いた自分に、気持ち的に腹を立てて、むっつりした感じで去るしかなかった。

 
 10キロという距離は、練習で一番多く走る距離だ。 しかし、練習では、途中タイムをチェックしながら、ペース設定をして、ラスト1キロを全力に持って行くパターンだ。 途中のタイムチェックができないことが、こんなに混乱するとは。 自分の感覚の鈍さを痛感した。

 


 ちなみに、この大会、ハーフもあるが、途中の距離表示が全くなく、しかも同じところを5周する。 周回遅れ、2周回遅れがごちゃごちゃし、しかも、コース幅は、2〜3m。 エントリーする時は、そのことを承知しておかないと、きっと、参加料返せ、という気持ちになると思う。


大会の改善にためには、
1 ぴったり5キロのコースを作る。公園内外のコースを工夫すればできるはずだ!
2 1キロごとの距離表示を付ける。 ぴったり5キロなら、「1キロ=6キロ=11キロ=16キロ」になる。
3 道路も反面を全面規制してもらう。 警察・バス会社の協力をお願いする。
しかない。 もちろん、1周5キロより、10キロくらいあった方がいいが、それは、当面、欲張りだろう。

もし、できないなら、ハーフをやめて、公園内で、リレーマラソン(駅伝)をするとか、親子マラソンソンを新設したほうがいい。
あるいは、ハーフをどうしてもやるなら、制限時間を1時間30分くらいにして、参加者を制限するしかないと思う。

地元大会なので、おおいに盛り上がりたいが、、キャパシティーも限界。 変革が必要だと思う。