2011.03.05 鴻巣パンジーマラソン 完走記

 3週連続の北埼玉ハーフマラソンシリーズ第2弾!

 先週のふかやイティハーフで1時間27分17秒だった。今日はこの鴻巣で1時間26分台、来週の羽生さわやかハーフで1時間25分台を出せれば、その次の週の板橋Cityマラソンではサブスリーの挑戦ができる、という計画である。

 スタート1時間半前に現地入り。ふかやの時の反省から、今日は、しっかりアップのジョグを入れた。3kmほど走った。 また、事前給水も、起床してからスタートまで、アクエリアス500mlを取った。今日は走行中、給水なしで行こうかと思う。その分のタイムを稼ぎたい。天気は晴れ。しかし、先週より気温が低く、足先の凍り感が取れなかった。風もやや吹いている。

 15分前にスタート地点へ。鴻巣の陸上競技場のトラックからスタートである。紅白さんと一緒のスタート。

 スタートロス 02秒

 先週のふかやハーフでは、最初の500mが速過ぎたと思っている、今日は、最初のトラックの100mは前に並んだ義務としてそれなりに走ったが、場外に出てからは、道の端に寄り、余裕を感じられるペースを探ることにした。

 風は逆風、前半は我慢である。
 
 3年連続の鴻巣ハーフ。最初の1キロの表示は、15秒ほど早い位置にあると知っていた。去年は、3分39秒で通過しているのだ。今年は、3分45秒くらいならいいが・・・と思っていたのでが、結果は・・・4分02秒(ネット4分00秒)」・・・ということは、実質4分15秒か。

 1時間26分台でゴールするためには、キロ4分07秒で走らなければならないから、このペースでは遅すぎる。今日は調子よくないなと悟った。厳しい戦いになりそうだ。

 取りえずペースを上げ気味にしてみる。余裕で走っていたのはここまで。ペースを少し上げると、脚の疲れを感じた。前途多難である。

 1キロから2キロの看板までは、4分07秒、このペースが精一杯か。次が、4分20秒、そう、この区間は、去年も長かった。次が4分08秒、ここから、東方向へ右折し、風が楽になって、次がキロ4分00秒。

 5キロ通過 20分37秒 (ラップ20分35秒)

 うーん、まずい。去年は、ここを何と19分14秒で通過している。明らかに距離が短いと思われるのに、今日は20分37秒。この5キロの看板の位置は、左折する曲がり角にあるので、位置は覚えていて去年と同じ。
 
 6キロ地点は、去年、紅白さんに給水所の始まりのところと教えてもらっていた。ここまで、キロ4分00秒。給水は予定通りパス。

 「5キロ」から「残り5キロ」までの距離表示は、「10キロ」と「15キロ」だけ。最近は1キロごと表示の大会が増えているし、私は練習の時から1キロごろのタイムチェックをする癖がついている。自分の速度が途中でチェックできないのはつらい。そこで、こういう時の常套手段!順位を目標にする。1人抜いたらプラス1、抜かれたらナイナス1。6から10キロまで、プラス10、10から15キロまでプラス20、15キロ以降ラストまでプラス20、という目標を立てた。

 今日は北西の季節風。5〜10キロの区間では、東iに向かう区間と、北に向かう区間がある。東へ向かう時は、比較的しっかり走れるのだが、北へ向かう時はつらい。田園地帯で風を遮るものがないのである。真正面から風を受けて、明らかに進んでいないというのがわかった。ただでさえ、ペースが目標より遅れているのに、これは厳しいなと思った。追い風になったら、相当、挽回しないと・・・

 9キロ過ぎに、鴻巣市の川里支所のところで、向きが変わる。ここの給水所もパス。今日は給水なしで行くと決めていたからだ。

 10キロ通過 40分49秒 (ラップ20分12秒)

 この10キロの看板は、明らかに去年より手前にある。去年は往路・復路の合流後の位置だったはずだ。(係員の人が逆向きに立っていたが) しかし、この位置は、2年前とは同じように記憶している。実のところよくわからなくなってきた。5〜10キロは、20分12秒だったが、途中の向かい風の抵抗を考えると、100mほど短いように感じた。6キロ地点からの順位は、目標10プラスだったが、結果は8プラス。まあ、これは誤差の範囲。ここから、向かい風に乗って逆襲だ!

 身体が小さい私は風の影響を受けやすい。追い風となって、確実に、1人2人と捕らえていく。

 しかし、右折して、西向きになると、風を正面から受けてきつくなってきた。この大会のコースは、私が知る限り、もっともフラットなハーフマラソンのコースであるが、唯一、高さ2mほどの橋超えが、12〜13キロ地点にある。得意な登り坂では、普通に登れたが、下りから、おかしくなった。10キロ地点からの順位は、ここまで、プラス8だったのだが、この橋を境に、順位が下がりだした。

 わあ、まずい。この5キロ区間は、プラス20の予定なのに。20どころか、8から7,6,5・・と下がってきた。

 26分台は無理か、と思うと、ますます、頑張れなくなって、失速モードになってきた。立て直そう、立て直そう、そう思うこと自体、「逃げ」なのであるが、30分切りだけは守る、というのが目標になってきた。

 順位はどんどん下がり、プラスマイナスゼロのラインを超えても、力が入らず、とうとう、マイナス10まで行ってしまった。

 13キロの給水所でアクエリアスを取った。方針変更だ。ここで取るなら、やはり、序盤で取っておいたほうがよかったか。その後、やや持ち直したことを考えると、少し脱水気味に失速だったとも思える。

 14キロ〜15キロは、再び、追い風になる。しかし、さほど挽回できない。前方に6人程度の集団が見えた。あそこまで追いつこう、15キロ過ぎの逆風区間では、風除けになってもらおう。
 
 15キロ通過 1時間02分25秒 (ラップ21分36秒)

 10キロからの順位は、マイナス7、タイム的にはかなり落ちている。しかし、1時間30分ペースには、まだ、1分34秒の貯金。いや。ここの15キロ地点は距離が怪しいはず。「15キロ」から「残り5キロ」まで、例年20秒は余計にかかっているのだ。

 新幹線脇の道路。「15キロ」から「残り4キロ」までの逆風区間。最後の難関だ。この区間は、力を温存する作戦を取った。まず、黒シャツのランナーの後ろに付かせてもらった。風除けなんて、効果がいかほどか怪しいが、気分的には楽に感じる。ペースもさほどではなかったが、後ろから抜かれることがなかったので、このペースでよしとした。時折、我慢できず前に出たくなったが、ここは我慢である。

 残り5キロ通過、1時間07分13秒。おおっ、それほど悪くないな。これなら、27分台はいけるのではないか、と思うと元気が復活してきた。このあたりで、ウェストポーチを付けた白シャツランナーに抜かれたので、今度は、そちらに乗り換え付いていった。今度はペースがやや速く苦しいが、もう、我慢する距離になっている。この白シャツランナーに連れて行ってもらって、10キロからの順位はマイナス2まで、挽回する。

 残り4キロ通過、1時間11分24秒。さあ、ここからは追い風だ。白シャツさん、ありがとう、と、すぐに抜いて、スパート体勢に入った。道は直線で、高速道路のよう。さっきまでに自分とは、別人のように身体が動いてきた。

 残3キロ、残り4キロの看板は見落とし。走りに集中していたようである。1人、2人と抜いていったが、中には、抜かそうになると頑張って抵抗するランナーも数人した。その意気、好きだ。

 残り1キロ通過、1時間23分26秒 再び、ギアチェンジ。1人抜いても追いかけてくるランナーがいて気になった。

 鴻巣の陸上競技場に戻ってきて、ラスト100m。後ろに付いてきたランナー(たしか緑系のウェアだったと思う。)が、スパートをかけてきた。一時逆転。ここで負けたら、1月の千葉マリンハーフの悔しい思いの再現になってしまう。ラストスパートで負けない、といのは私の流儀。渾身の力で、ラスト20mで再逆転し、ゴールラインに飛び込んだ。

 ゴール 1時間27分10秒 (ラップ4分07秒)

 結果的には、目標にしていた26分台に11秒差まで、追いあげていた。ならば、中盤で粘れなかったのは反省である。給水を最初から取っていれば、あそこで黒シャツランナーの後ろで待機する作戦はどうだったのか。とか、疑問はあるが、同時に2つのパターンでやってみるわけには行かず、結論はでない。まあ、強風を考慮すると、ずっと条件がよかった先週のふかやハーフのタイムを7秒上回ったことが、まだ、登り調子であることの証拠と言えるだろう。

 レースの翌日、25キロ走の練習ができた。これができるのが、土曜開催の大会のありがたさだ。来週は、羽生ハーフ、今回の自分に勝ってやろう、と思う。

距離 通過タイム ラップ コース
〜 スタートライン 0:00:02 - 鴻巣市陸上競技場
〜 5km 0:20:37 0:20:35 風に向かって 北へ
〜 10km 0:40:49 0:20:12 東へ
〜 15km 1:02:25 0:21:36 西へ
〜 20km 1:23:03 0:20:38 一部逆風の後 追い風で南へ
〜 ゴール 1:27:10 0:04:07 鴻巣市陸上競技場
20kmは、残り4kmと残り1kmから按分計算