2012.02.15 青梅マラソン 完走記

30kmの部

 青梅マラソンにエントリーした時は、まさか、東京マラソンに当選するとは思っていなかった。いさ、東京マラソンに当選して、改めて気がついた。東京マラソンの1週間前が青梅マラソンではないか。

 一時は、せっかく当選した東京マラソンに集中するため、青梅マラソンはパスしようか、とも考えた。あるいは、野球の応援ユニフォームでも着てゆっくり走るか。でも、それは、やっぱり、自分らしくない。ゆっくり走って遅いペースに慣れるのも嫌だったし、普段どおり走ることにした。ただ、無理をして、最後失速することがないよう、気をつけることにした。目標は、2時間10分切りかな。

 青梅マラソンは、スタートが11時30分と遅いのが助かる。普段の休日と同じ時間に起床しても間に合うのだ。しかし、今回は、ちょっと、のんびりし過ぎた。東京マラソンへの準備的な位置づけだったことで、気がたるんでいたのだと思う。あまり時間に余裕がないのでは、気が付いたのが、立川で青梅線に乗ってからだった。

 駅に着いたのは、スタート1時間前を切っていた、ジョグで受付会場の川辺小学校に行き、受付、校庭の隅にビニールシートうぃ敷いて荷物置き場とし、貴重品を預けた。ゼッケンと計測チップを付けて、隣の公園のトイレに直行。トイレは、約25分待ちで、終わったら、スタート15分前。走れ、走れ、で何とか、自分のブロックにぎりぎり到着することができた。青梅マラソン、素晴らしい大会だが、トイレを増やして、というのが要望。

 それにしても、さすが、青梅マラソン。1万5千人のランナーはすごい。それに、この大会は沿道も大いに盛り上がっている。来てよかった。

 近くに大江戸飛脚会のウェアの方がいたので、声をかけてみた。ハンズさんということで、2時間切りが目標だとか。がんばって!!

 スタートロス 23秒
 23秒は仕方がないが、スタートラインを越えてからも、混雑で走りにくい。ここは、東京マラソンで、スタート位置の確保に失敗した場合の練習だと思って、前へ、前へ。無駄のないコースを見つけて進む練習とした。

 それでも、最初の1キロはネットで4分20秒。しかし、続いて、ばらけて走れるようになって、4分08秒、09秒と推移した。無理なく走れていい感じだ。ここは、青梅の中心、沿道の応援はすごい。音楽もあり、お祭りの雰囲気だ。

 3キロヲ過ぎると、いよいよ登り坂だ始まる。前方に、奥多摩の山並みが見えて、オオーッ って感じ。晴れていて気持ちがいい。風も弱くて、走りのもいいコンディションだ。

 過去2回の経験から、この最初の登り坂はきつく感じると思っていたが、今日は、たいした坂に感じなかった。調子いいかも。

 5キロ通過 21分27秒 (ラップ21分04秒)
 おお、いいペース。ここから、基本は、登りながら、下りもあり、全体として、それなりにペースをキープ。

 10キロ通過 42分11秒 (ラップ20分44秒)
 これはいいぞ、もし、15キロまで、1時間05分以内だったら、目標を上方修正して、サブスリーペース=2時間08分切りにしよう、と思った。

 このあたりで、カズUさん、そして、payuta さんに抜かれた。さすが、サブスリーランナー達は、安定しているなあ、力があるなあ、と思った。payutaさんは、「去年、ここで、2時間6分で、次の週、東京でサブスリーだったんですよ。」と教えてくれた。

 15キロ通過 1時間03分42秒 (ラップ21分31秒)
 おお、これはいい、前半の登りでサブスリーペースだ。もう、狙うしかないね。

 ところが、下りに入ると、逆風で、思ったほどペースが上がらなかった。そうか、道理で、前半のタイムがよかったわけだ。特に、自分は風に弱いので、この下りに入ってから、ごそっと抜かれるようになった。

 15キロからは、キロ4分18秒、19秒、16秒と推移した。あれえ、この区間で、本来は貯金ができるはずなのに、逆に取り崩している。

 そんれでも、今日は、必死に頑張って賭けに出る必要もないし、この先、21キロの丘越えや、ラスト3キロの平地区間を考えると、無理はしなかった。予定通り、ここは、リラックスして、エスカレーターを下っているつもりで、楽に走ることを心がけた。

 次の区間は、キロ4分05秒、13秒と盛り返して、
 20キロ通過 1時間24分53秒 (ラップ21分11秒)
 21キロに登り坂があって、500m位は続く。ここは、気持ちを引き締め、一気に失速することのないよう気をつけなくてはならない。ハーフマラソンのゴール地点は、按分計算で、1時間29分38秒。このところハーフの大会では、1時間30分を切るのにヒーコラしていたことを思うと、この難コースで、途中タイムで、というのは、調子よすぎ?と思った。

 さて、この21キロの丘を越えればあとは下り、思ってしまいがちだが、その先にも、小さな丘越えが2つ。本当にタフなコースだ。

 25キロ通過 1時間46分07秒 (ラップ21分14秒)
 何とか難所を乗り越え、もう大丈夫だな、このままなら、サブスリペースで行ける。と思った。このあたりで、脚が痙攣したというpayutaさんに追いついた。こういう時は、何と声をかえればいいのか、戸惑ってしまう。

 ラスト3キロは、また、にぎやかな青梅市街。平坦になって苦しくはあるが、あとは、我慢、我慢。この歓声を楽しもうと思った。

 ラスト1キロ、2時間2分56秒。おっ、残りキロ4ちょいで、6分台が出るぞ。6分台を出して翌週サブスリーをしたというpayutaさんの言葉を思い出し、俄然、やる気が高ぶった。

 それでも、身体は限界点で苦しかったが、ラストの直線でも、1秒1秒、大切にする気で走り、
 ゴール 2時間06分54秒 (ラップ20分47秒)

 やったー、6分台!ゴールでカズUさんに会い、嬉しい報告。自己コースレコードは2時間05分17秒だが、これは、ハーフをキロヨンで走っていた頃のタイム。それと2分以内に近づいたことで、東京マラソンに向けて、自身となった。あとは、今日、走ったことが、疲れとして残り、マイナスにならないことを祈る。

距離 通過タイム ラップ 順位 コース
〜 スタートライン 0:00:23 - - 日本たばこ産業青梅営業所東
〜 5km 0:21:27 0:21:04 - 平坦から登り 〜宮ノ平
〜 10km 0:42:11 0:20:44 154位 登り一部下り 〜沢井
〜 15km 1:03:42 0:21:31 163位 登り 〜川井(折り返し)
〜 20km 1:24:53 0:21:11 174位 下り 〜沢井
〜 25km 1:46:07 0:21:14 156位 下り一部登り 〜宮ノ平
〜 ゴール 2:06:54 0:20:47 138位 下りから平坦 〜総合体育館

高低差85.8m(フィニッシュ地点を起点)
順位は、男子40歳代