2004.09.19
 チャレンジラン in ナショナルスタジアム
1500m走 報告

 「憧れの国立競技場で走ろう」 という文句に誘われて、参加しました。 この大会は、第1回。 誰でも参加できるトラックレースの企画に、大賛成。 こういう大会がどんどん増えて、ロードレース(マラソン)以外の陸上競技が、もっともっと盛んニなって欲しいと思います。


 種目は、中学生のみの800mのほか、1500m、3000m、5000m、その他、10キロのロードレースも行われました。 ロードレースはどこでもあるのでまず除外。 その他の3種目で迷いましたが、一番トラックレースらしい、1500mにしました。 5000mだと、周何が何だかわからない、ぐちゃぐちゃな感じになるのが、嫌なんですね。

 北海道マラソンで、自己ベストを更新、引き続き、10キロヤ20キロ走では、好調を維持していたので、目標としては、次の新潟マラソンが大きくなっていました。 頭の中は、完全にマラソンモードとなっており、1500m用の練習を始めたのが、何と6日前。 たった、4日間の練習で、何とか、カタチにしたレースとなりました。

 
 事前練習

6日前 400m × 5本 インターバル 80秒ペース 間は、200mジョグ 80分
5日前 800m × 4本 レペティション 1分40秒目指すが、結果は、1分43〜45秒
4日前 800m × 3本 レペティション 1分40秒目指すが、結果は、やはり1分43〜45秒  
+ 1500m × 2本 レペティション 5分30秒と5分20秒
3日前 1500m 1本 5分15秒
2日前 休養
1日前 休養

 最近、長距離では絶好調でしたが、800mのレペでは、5分切りをしたこの春より、1〜2秒遅い。 走り方も、ようやく3日前に1500m走で、ストライドが伸びて、中距離的な走りになったかな、いう感じでした。


、レース当日、まず、朝、起きて感じたのは、風。 洗濯物がなびき、駅前の自転車も倒れているのを見て、これは、厳しいと思いました。

 会場には早めについて、アップに1時間当てました。 といっても、ずっと走っていては疲れますから、ストレッチから始めて、流しなどを、ちびりちびりといった感じですね。

 1500mの男子は、4組あり、そのうちの3番目でした。 だいたい申告タイム順となっているようで、レース前に、同じ組の人に目標タイムをきいたら、4分50とか、5分00くらいでした。 組の人数は26でしたが、DNSもあり、出走は20人程度でした。

 1500mは、トラックの格闘技ともいわれ、位置取り争いが激しい種目です。 始めっからオープンレーンで、みんなできるだけ最短距離を行こうとしますから、序盤がひとつの勝負。 うまく内側のコースを確保できればいいのですが、失敗すると、はじき飛ばされるか、走りのリズムを崩された上、外側を遠回りすることになります。 1秒やコンマ1秒で、自己ベストがかかっていますので、外回りをしたらダメだな、という意識がありました。 幸い前列のやや外側スタートだったので、号砲と同時に、第3コーナーの角まで、まっすぐに、ダッシュとまではいかなくても、速めのスピードで突っ走りました。 

 はじめのコーナーを、一番内側を確保して、まずはホッ。 ホームストレートにはいって、大江戸飛脚会のはちおさん、はちこさんをトラックの外に見つけ、思わず手を振りました。 本当はそういうロスをしたらいけないと思うんですが、気分的に余裕があったんですね。

 300m通過が、53秒0。 えっ、うっそー、速すぎです。 抑えろ、抑えろ。 意識してペースダウンして、5人くらいの集団に一気に抜かれました。

 700m通過が、2分15秒5、この間の400mが、1分24秒5. かなり落ちました。 まだまだ、トータルではいいペースだったのですが、次第に足が出なくなり、今度はペースを上げようにも、下がる感じで、「こりゃ、ダメだな」と気持ちも後ろ向きになりました。

 ホームストレートでは、逆風を感じ、ますます消耗。 1100mの通過タイムを取り損ねてしまいました。 これはまずかったですね。 ここでタイムをチェックして、残りのがんばりようを計算すべきでしたが、今日は、冷静さを欠いていました。

 それでも、ラスト400mこそが、1500m走の真髄! という思いがあります。 ここでがんばらなくては意味がない。 呼吸を全開にして、がむしゃらに進みます。 ラスト200m、ちょうど前に、標的となるランナーがいて、どんどん近付けました。 獲物を追う動物の気持ち。 ラスト100mで、その獲物をとらえ、ラストスパート、ここでちょっとがんばるかどうかで、5分が切れるかどうか、自己ベストがでるかどうか、が決まります。 最後は、ごゴール後、前のランナーとぶつかりそうになるほどのダッシュをかけましたが、時計をみると、あれれー 5分00秒17! (正式タイム 5分00秒10) 残念、悔しい、あと2秒がんばれていたら、大バンザイだったのにーー


 それにしても、1500mは、おもしろい種目です。 今回、悔しいと思ったとたん、また、挑戦したくなりました。 それでも、マラソンとは両立しませんね。 全く違います。 「二兎を追う者は」何とか、になってしまいそうです。