2005.12.04 所沢シティマラソン 完走記

 2年連続の参加です。 今回は、親子2kmファミリーの部にも、小4の息子のYOHと参加です。

 発着は、インボイス西武ドーム。 西武ライオンズファンの我が家にとっては、まさしく、ホームグランドです。 

 午前8時45分、ハーフスタート。 一週間前の河口湖マラソンで、起床が2時間前で身体が動かず失敗したので、今回は、3時間前に起床。 現地でも、ストレッチ、ジョグ、流しを入れました。 

 気温、9時現在、所沢4℃。 曇り、 で走っている間、 むしろ気温は下がり気味でした。(アメダスの記録を後で調べました。)

 さて、コースは、坂、坂、坂の連続です。 「航空発祥の地、ひこーきマラソン」という別名が付いていますが、まさに、アップダウンの連続、空を飛んでいるようなコースです。 当然のことながら、タイムは期待できません。 目標は、ずばり、昨年の自分に勝つこと、1時間28分29秒を切ることです。

 スタートは、3列目くらいに並びました。 ロスは、2秒。 スタートは、もっと、ガーンと出ればよかったと思います。 ドーム前の得意の下り坂で、前のランナーが邪魔に感じました。

 始めの1キロの入りが、ネット3分06秒。 これは、いくら下り坂とはいえ、ありえません。 距離表示が、かなりアバウトです。 次の1キロが4分20秒。 ほらね。

 このあたりで、確か、女子の先頭に抜かされ、頭に飾りをつけたランナーにも抜かされ、ちょっと周りから遅れている感じがしました。 得意なはずの下り坂なのになぜ。 前半タイムが上がらなかった河口湖を思い出し。ちょっと不安になりました。

 3キロ手前から、最初の登り坂。 去年走っているので、今回は生かされました。 基本的に登りは、ピッチ走法でいくのですが、坂のてっぺんの手前、数十メートルから、ストライドに切り替える。 ちょっと苦しくても、やがて下り坂で開放されるので、頑張ってみる作戦にでました。 コースを知っているので、どのあたりで登り坂が終わるか、分かりましたので、よかったと思います。 しかし、この辺りで、女子の2位に抜かれ、相変わらず不安な気持ちでした。

 ひと山越えて、下って、5キロ通過は、19分26秒、ネット19分24秒。 ここで、初めて、今まで遅いのではないか、という不安が、一転、。ありゃー 速過ぎたー このコースで、これはオーバーペースだなあ、失敗したか、と思いました。

 昨年に続いて、EJさんから、沿道で声をかけていただきました。 ありがとうございます。 今年は、昨年より1分以上速かったので、意外だったみたいで、通過する時に、慌ててお互い気が付いたついた感じでした。

 6キロ地点が、コースで一番標高が低いところ、そこから、7キロあたりで、きつい登りがあってから、だらだらの登り坂となります。 

 この坂で、後ろから、この大会のTシャツ(多分、昨年以前のもの)を着た、若者ランナーに抜かされます。 背中が、飛行機の絵なので、ひこうきさんと、呼ばせていただきます。 ひこうきさんは、力まかせに走っているようだけど、、顎もあがった感じだし、そのうち、落ちてくるだろう、と失礼ながら、思ってしまいました。 ここから先、しばらく、ひこうきさんの背中を見ながら走るとこになります。

 10キロ手前には、緩い下り坂があって、10キロ通過は、39分33秒。 この間5キロは、20分07秒。 全体に登り傾向なので、すごくいいペースです。

 11キロ辺りで、女子2位に追いつきました。 周りで、「女子2位だよー」 とさかんに声がかかります。 そうか、トップのほうを走ると、そう言ってもらえるんだ、とちょっと自分がなった気で、嬉しくなります。 女子2位を抜くと、今後は、1キロ位の間、その女子ランナーの息づかいを後ろに聞きながら走りました。 抜かれた人にはできるだて付いて行って、前に見えぬ1位の選手に近づきたいという思いかもしれません。 でも、後ろに付かれるのは、走りにくいですね。 いい加減,根負けして、先を譲りたい気分になりそうでしたが、それをやったら負と思い、何とか、引き離しに成功しました。

 13キロ辺りで、早稲田大学入り口の坂を上って、また同じ道を下ります。 この下り坂で、一気に前を詰めようか、と思っていたら、何と、前にバスが、入りこんでしまいました。 多分、路線バスで、私の前があいていたので、ここがチャンスと入ってきたのです。 おおい、ぶつかっちょうよ、やめてくれー。 という気持ちでしたが、結果的には、走りのペースと同じ速度で、ロスはなかったと思います。 ただ、目標となる前のランナーが見えなくし、もし、バスに追いついたらどうしようということで、精神的には、ちょっと動揺しました。 でも、地元の人の生活もあるし、仕方がないですね。

 さて、次が、いよいよ、全コース中のハイライト。 14キロ過ぎの早稲田大学の裏の山道です。 登り始めは、ピッチ、ピッチと小刻みに脚を動かし、ひこうきさんとの差を縮めましたが、途中から、脚が動かなくなり、まるで、歩いているよう。 キロ6分には一時的に落ちたと思います。 頂上を過ぎると、道は、ダートの下り。 そして、15キロ地点があったはずですが、見落としました。

 また、ちょっと登ってから、今度は、一気に下ります。 さあ、いくぞー、と飛ばす飛ばす。 昨年は、転げ落ちるような感覚で走れましたが、今年は、そこまではいきませんでした。 得意の下り坂で、今度こそ、ひこうきさんを捕らえようとしましたが、差は、あまり縮まりませんでした。 それでも、急坂の終わりが16キロ地点、1時間04分12秒。 キロ4ペースに12秒しか遅れていない。 残りは、下って登るが、ひょっとしていけるかも、と自己ベストを初めて意識しました。

 16〜17キロは、ちょっと登ってから、だらだら下り、ここで稼がなくては、と前へ前へを意識します。 ようやく、ひこうきさんを追い越しましたが、今度は、頑張られて逆転。 抜きつ抜かれつが始まりました。 この区間キロ3分47秒、時計を見て、よし、いける、いくぞ。と気分が高まってきました。

 18キロ辺りで、丘越え。 丘の手前で、また、私がひこうきさんの前へ。 そうしたら、ひこうきさんが、あえぎながらも、また、ぐんぐん追いついてきて、すごい。 ずっと、私より呼吸も苦しそうなのに、がんばってる。 何か目標があるのかな、この大会に賭ける思いがあるのかな、と、並走しながら、感動していまいました。

 頂上の手前でストライド走法に切り替えて、最後の下りは、一気に行きます。 ようやく、ここでひこうきさんを引き離し、前を行くランナーを追いました。 ただ、このあたりから、私も、目いっぱいで、ランナーを追った記憶はあるのですが、追いついたのか、覚えがありません。

 19キロ地点から、また登り。 
 20キロの看板が、おそらくなくて、残り1キロの看板。
 ぱっと時計を見て、1時間19分48秒。 あと1キロなら、キロ4分30秒で、自己ベストOKですが、河口湖マラソン、残り1キロが表示より長かったことを思い出し。全力でいくことにします。

 西武ドーム前を左折して、いよいよ最後の登り、「1時間21分○○秒」という声が、横から聞こえました。 チャンス充分。 ドームに入れば後は平坦なので、最後の踏ん張りところです。

 ドーム入って、 「あと200m」と係りの方が言います。 センター、ライト、ファースト、本塁後ろ、そして三塁側でゴールです。、吐きそうな気分になりながらも、緩めずに走り、ホームを曲がって、ラストスパート。 ラスト1キロ以降、時計を見ていませんでしたし、距離表示を疑っていましたので、秒単位の勝負かもしれない、 絶対、後悔のないように、とラストスパート。 酸欠なのか、まるで、水泳をしているような感覚でした。 ゴールラインが、プールサイドに見えましたよ。 

 ゴール後、すぐに時計を止めて、1時間23分43秒を確認。 えっ、23分! ちょっと出来すぎ。 嬉しさと苦しさから、すぐに、人口芝の上に横になり、天井を見ました。 いやー最高の瞬間ですね。


 このハーフマラソンの間、ずうっと息子のYOHは、漫画を読んだりしながら、待っててくれました。 速くても1時間25分位だよ、と言っていたので、ゴールを見ようと席を立って向かった時は、前を通り過ぎてしまったそうです。

 待っていてくれたご褒美に、ユネスコ村でちょっと遊んでから、さて、次は、いよいよ、親子マラソン2キロ。 11時45分スタート。
 この大会、2キロの部のタイム計測がないのです。申し込んでから、気がついてがっかりしましたが、私の時計で、ネットタイムを計ることにしました。

 そんなに速くないんだからと、後ろのほうに並んだのが、ちょっと失敗でした。 1〜4年生までの参加の中で、YOHは4年生ですから、周りが遅くて、前半は、思うように走れませんでした。 前半の下りで、飛ばしてやれという作戦は不発。 でも、その分後半は、登り坂でも、がんばれました。 時折、こちらも、おおっ、って思う位、力強く走り、ラストも、「全力で行け」と言うと、しっかりスパート。 目標の12分00秒ぴったりの結果、彼の自己ベストで、「パパと同じく新記録だ」と、大喜びでした。 

 ところで、この大会のために、初めてランニング用シューズを買ってあげました。 23。0cmと、大人のサイズになりましたからね。 初めて紐のある靴で、気分もよかったようです。 全然疲れなかった、と言っていました。 次も親子マラソンでたい、と、張り切っています。
距離 通過タイム ラップ コース
〜 スタートライン 0:00:02
〜 5km 0:19:26 0:19:24 坂下り傾向
〜 10km 0:39:33 0:20:07 坂上り傾向
〜 16km  1:04:12 0:24:39
(0:20:33)
きつい峠坂
〜 ゴール 1:23:43 0:19:31
(0:19:11)
下りそして上り
15キロ地点は、見落としました。
( )内は、5キロ換算ペースです。