2006.04.16 かすみがうらマラソン 完走記

 2月の泉州で、念願のサブスリーを達成して、しばらくは、モチベーションが低下。 おまけに2月の末日から約1ケ月、軽症ながら、右膝を傷めていて、充分な練習ができていませんでした。 そうした中での、3月の荒川マラソン。 記録的な強風にあおられ、3時間11分台の成績でした。
 強風があったにせよ、10分越えはいかんなあ、 とだんだん悔しい気持ちが強くなり、膝が回復するにつれ、もう一度、サブスリーを! かすみがうらで! という思いが強くなってきました。 
 1週間前の連日15キロ走では、60分切りできていたし、その直後の10キロビルドアップでも、最後3分42秒まで上げられる、という仕上がりだったので、今回は、気象条件さえよければ、サブスリーできる力はあるはず、と踏んでいました。



 上野発8時の指定特急で土浦へ は。いつもと同じ。
 この大会は、事前にナンバーカードと記録計測のRCチップを郵送してくるので、助かります。 他の大会でも、ぜひ、採用して欲しいシステムです。 ただ、プログラムは、当日、引換券と交換です。 いっそのこと、こちらも、送っていただき、その他の参加賞は、ゴール後、ということにすれば、なお、余裕ができていいと思います。 荷物を預かりは、100円。 先月の荒川マラソンでは、余裕がなかったので、40分前には預けて、ランシャツ・ランパンで、ウォームアップでしたが、寒くは感じませんでした。 それでも、記録証によると、気温は6.6度とのことでした。 

 アップした時の感じから、だいたいレースを読めるものです。 今日は、ほどよく軽い仕上がりで、これは、いける、とにんまりした感じでした。 直前3日間は、一歩も走らず、脚を軽くする。というのが、私のスタイルです。 脚が軽すぎると、前半飛ばしすぎる、という心配は、気持ちの問題、意志の力で、コントロールすればいいと思っています。 


 会場に向かう途中では、晴れ間も覗き、暑くなることを心配しましたが、スタート時は、傘が必要ないほどですが、ぽつりぽつり雨が落ちてきて、北東の風1.5m。 風も弱いし、しめしめ、いいぞ と思いました。


 スタート位置付近には早めに移動し、10分前まで、ストレッチと筋肉マッサージ。 気持ちの余裕度も、今日はばっちりでした。

 スタートロスは5秒。 昨年は、初めはゆっくり入る作戦で失敗したので、今日は、気持ち速めに入ろうと思いました。 最初の1キロが3分46秒。 あれー これは、異常だあ、調子がよすぎるか、オーバーペースかあ、と思っていたら、2キロまでが、4分35秒。 なーんだ、距離表示がおかしいんだ。 真ん中取って、4分10秒なら、いい感じかな、と思いました。 

 
5キ通過は、21分11秒。 理想のペースです。 ハーフまでに、サブスリーペースに1分の余裕を持ちたい、と思っていましたので。 7キロ地点が、このコースの最高標高点。 あとは、全般的には、下りモードになります。 そう思うと、楽な気持ちになります。 

 
10キロ通過42分00秒。 このあたりからか、女子2位のランナーを中心とした、集団のようなものができ、私もその中にはいって、楽な走りを心がけました。 女子2位のランナーは、キロ4分12秒あたりを意識しているようで、実に、着実にペ^ースを作ってくれていました。

 
15キロ通過1時間03分11秒。 このあたりで、女子の2位の選手が入れ替わりました。 集団は、その新しい2位の選手を中心に、運ばれていきます。
 雨足が、やや強まって、といっても、普通の降りになった程度に、なってきました。 手袋をしなかったのを、若干、後悔しましたが、レース全般で、そう思ったのは一瞬で、手袋なしは、結果的には正解でした。 
 さて、雨の中、集団で走っている時のとこです。 道路中央のでっぱりを避けようと、歩幅を変えた時、つるりとすべって、こ5ろんでしまい、右膝を打ちました、 しまった、イテテテテー。 一瞬、怪我の程度が分からず、やばいことしたかな、と思いましたが、道路右側に寄ってみると、走り続けている自分を発見しました。 結局、右膝と両手を少し擦りむいただけで、ほとんど出血もありませんでした。 すぐに、集団に追いつくと、さっきの一打で、眠っていた身体が目をさましたようで、以降、身体が軽く感じられるようになりました。 とにかく、ハーフまでは、我慢。 もっと、どんどん前に出れる感覚もありましたが、集団の中で、じっとしていました。


 
20キロ通過1時間24分01秒

 やがて、お城のようにみえる郷土資料館が、
ハーフの目印。 通過は、1時間28分41秒。 完全に理想どおりの展開でした。 

 ハーフ過ぎの一直線の下りは、ブレーキをかけずに、いけいけです。 下りのある1キロ区間は、4分01秒で、サブスリーへの貯金を増やしました。 

 
25キロ通過1時間44分53秒。 このあたりから、女子2位の選手が遅く感じられ、何人か集団から前に出た男子ランナーを追って、私も、思い切って、前に出ました。 サブスリーならこのままでもいいけど、自己ベストなら、もうちょっと、上げておきたい、と思ったからです。 この決断は、どうでるのか? やっぱり、女子のランナーに付いていればよかった、と後で思いたくありません。 前に出た以上、一歩もひけない。 自分なりのロングスパートの始まりです。 

 まずは、前を行く、白シャツさんを追いました。 さっきまで調子よさそうだったけど、左右がぶれてきたな、必ず落ちてくる 、と思っていたら予想とおりでした。 次は、先に見える元気そうな黄色シャツさんに追いつこう、という風に、前を行く元気そうなランナーを目標に、進んでいきました。

 
30キロ通過2時間05分35秒。 ここで、斜め前方から、今までなかったやや強めの西風を感じました。 イヤーな予感。 雨がほとんどやんできたし、天気が回復するにつれ、風が出てきたら、荒川の再現になっちゃう。 そうしたら、サブスリーもふっ飛んじょうぞ。 
 
 しかし、その嫌な予感は的中しませんでした。 32キロあたりから、再び風を感じなくなりました。 よーし、ここからゴールまで、100人抜くぞー。 とカウントを始めました。 中には、私ちより元気なランナーもいて、抜かれますが、その場合は、マイナスでカウントします。 しかし、ほとんどは、このあたりから、ペースダウンしてきますから、イーブンで走っていれば、ば、どんどん、前へ、前へ、近づいては抜き、近づいては抜き、という感じになります。

 
35キロ通過が、2時間26分33秒。 さあ、ここからは、ビルドアップしていく感覚で、やっとイーブンが保たれるようになります。 距離表示は、部分部分いい加減で、3分台になったり、4分30秒になったりでした。 おそらく、現場で、看板を立てやすい場所を探すので位置がずれてしまうのだと思いますが、ランナーにとっては、大事なことですので、そのあたり、改善していただいたら、よりいい大会になるのにな、と思います。 (公認コースですので、5キロごとに地面にひいてある白線は正確です。) まあ、そういうこともあり、1キロごとのタイムに一喜一憂していられないので、とにかく、前を行くランナーに追いつけ、追い越せをしていれば、自然と、サブスリー、あわよくば、自己ベストへの道が開かれると思っていました。 決して、油断して、まわりのランナーの流れにのらないように、こにかく、カウント、カウントを忘れないようにしました。

 
40キロ通過は、2時間47分05秒。 ここから、道が広くなり、直線路になります。 この大会は3度目ですので、事前にここを快走する姿を、自分でイメージしてきました。 もう、サブスリーは確実。 あとは、自己ベスト=2時間58分10秒との勝負です。 57分台の記録を持つぱんくろうさんが、前を走っている、くらいついていけー というのを、仮想して、走りました。 ここで、頑張らなくては、この10分をがんばらなくては、後で、絶対、後悔するぞー、 たった10分だぞ と。

 最後の橋を登る、ほんの小さな坂が、昨年は、きつく感じ、一気にペースダウンして、キロ6分超になりました。 今年も確かにきつかったですが、乗り越えると、前にランナーが5人。 いただきー とばかりに追いかけて、32キロ地点より、50人抜き達成。 その勢いで、競技場にはいってから1人抜いて、結局53人抜きでした。 ラストスパートも、それなりに決めて、ゴール!

 時計を見ると。2時間56分台! ヤッター! 

 
ゴールタイム2時間56分46秒(ネット同41秒) 。 これが正式タイムです。

 今回は、自分でも、よくできたレースだと思いました。 唯一失敗は、転倒したことでしょうか。 10秒は、損をしました。 
 これで、自己ベストを目指すマラソンシーズンは終わりです。 来月は、柏崎潮風がありますが、こちらは、アップダウウンの激しいコースですので、平均10分は、遅くなります。 年代別入賞(8位以内)が目標となります。 次は、8月の北海道。 こちらでちらでサブスリーができたら、本物のサブスリーランナーといえるでしょう。 その前に富士登山競走もあるし、予定どおり出場できるかどうかは、わかりませんが、これからも、楽しみいっぱいです。 おっと、その前に、来週は、前橋ハーフだあ。 こちらは、ハーフのベストねらいです。


 さて、今回、掲示板にも書き込みいただいる、すえこさん、、見事に3時間12分台で、国際資格初GET! 感動のゴ^−ルの瞬間を見ることができました。 おめでとうございます。 昨年のかすみがうらで、思うように走れず、がっかりしていた姿から、よくぞ、ここまで、復活されました。 夫婦で協力してがんばっている姿にジーンときました。 これからの、さらなるご活躍、期待しています。



距離 通過タイム ラップ コース
〜 スタートライン 0:00:05 35歳以上は、一般扱い
〜 5km 0:21:11 0:21:06 常磐線を越え登り傾向
〜 10km 0:42:08 0:20:57 ゆるやかなアップダウンあり
〜 15km 1:03:00 0:20:52 ゆるやかなアップダウンあり
〜 20km 1:24:01 0:21:01 もうひと山
〜 中間点 1:28:41 城の形の郷土資料館がハーフの目印
〜 25km 1:44:53 0:20:52 以降平坦な道
〜 30km 2:05:35 0:20:42 この辺りから私設エイドあり
〜 35km 2:26:33 0:20:52 同上
〜 40km 2:47:40 0:21:07 同上
〜 ゴール 2:56:46 0:09:06 会場へ最後の遠回り