2007.04.15 掛川・c新茶マラソン 完走記
4週間前の湘南国際マラソンで、サブスリーを達成。 そこでマメを作ったのが原因で、足裏の皮膚を痛め、2週間前の吉川なまずハーフは、普通に走れたものの、その後、足が痛くて、全く走れなくなってしまいました。 1週間前に外科医に行って、切開して膿みを出してもらい、急速に回復。 練習は全くしていないけれど、走れる状態になりました。 この状況でどういう結果になるか、全く予想ができず、逆に楽しみでもありました。
朝5時20分起床の、日帰り旅行。 掛川駅から会場のつま恋までは、往復360円の送迎バスで約15分。
大会の良し悪しの一つにバロメータは、会場のトイレの数ですが、ピーク時でも、10分待ちくらいで、合格印です。
今日は、ほぼ快晴で、暑さとの戦いになることが予想されました。 朝から、350mlのアクエリアスを少しずつ、会場に着いてから350mlの水を飲ので、脱水対策完了。 さらに頭から水を少しかぶり、走る前から身体を冷やす作戦に出ました。
ロス2分のtころに並びましたが、スタート後は、早速、前がつっかえた状態になりました。 いきなり、得意な下り坂で、抑えろと言われても、無理にブレーキをかけるのはロスだし、自然に任せると、どうしても、前がつっかえます。
1キロ通過は、ネット3分45秒。 これは、想定の範囲内です。 続く区間も、4分05、04と続きました。 しかし、よかったのは、ここまで。
すでに、3キロ地点で、脚の筋肉に張りを感じ、これは、ただごとではないな、と思いました。 2週間のブランクで、いきなりキロ3分台で走り、脚がびっくりしたようでした。
5キロ過ぎに、サブスリーのペースメーカーが率いる大集団に吸収され、しばらくその中で走っていましたが、7キロ手前の登り坂で付いていけなくなりました。「下を向いていきましょう。 上を見ると嫌になりますから」なんて、ペースメーカの人が言って笑いを誘っていましたが、こちらは、もう余裕がなく、笑えない状態で、サブスリーは諦めました。
7キロ〜ハーフまでは、小刻みなアップダウンはあっても、コース全体の中では、平坦なことろ。 何とか、キロ4分30秒弱で、粘っていました。
15キロの給水所で、スポンジがあって、思いっきり絞りだし頭からかけたおかげで、少し生き返りました。 が、相変わらず、脚の張りがあり、走っているうちにこなれて来るかな、という期待は、実現しませんでした。
ハーフ通過が1時間32分23秒。 倍をすれば、3時間05分以内ですが、後半の登り坂を考えると、不可能だと思いました。 目標を3時間10分切りに定めました。 これなら、キロ4分30秒ちょいのラップで達成できます。
26キロ地点に一つ目の峠があります。 標高差は約100m。 リズムを崩さないように登っていきました。 この時点では、まだ、わずかに追い越しモード。 24キロからの1キロラップは、4分55、次が4分59秒。 何とか5分以内を守っていました。
26キロからは豪快な下り。かなりのスピードがでている感じで、キロ3分台の感覚でしたが、実際は4分18秒。 がっかりでした。
その後も何とかキロ5分以内をキープしていたものの、29キロを過ぎて、いよいよ脚の動きが鈍くなり、少しやばいかな、と思ったら、案の定、29〜30キロで5分16秒かかってしまいました。 「5分」という時計の文字を見た瞬間から、もう、戦意喪失となりました。 ほんの5分前まで、3時間10分を切ろうと頑張っていたのに、もうだめだあ、ここから4分30秒ペースは無理だあーと思ったところで、今日のレースは、事実上、DNFでした。 30キロ通過は、2時間14分37秒。
そこから先は、もう、≪完走≫という2文字が目標となりました。 いつもなら、さあ、ここからがマラソンだあ、と前を見てぐんぐん行くのですが、今日は、ゴールが果てしなく遠くに感じました。 脚の筋肉の張りが強く、もう、痛い状態で、何とか、この状態で、最後まで持たせるには、どうしたらいいか、と考えていました。 一応、タイム的には、目標を3時間15分、20分・・・ と下方修正していったのですが、状況からして、最後まで、歩かずに完走する! というのが、やっとやっとと思えてきました。
33。6キロ地点のフルーツステーションは、メロンとバナナ。 序盤のフルーツステーションは時間がもったいないし、胃腸にきたら心配、ということで、無視して通り過ぎていたのですが、ここは、何とか、事態を打開するために頂きました。 今日の問題は、脚の筋肉だけでしたので、スピー^ドがない分、胃腸は完全に元気でした。
36キロ地点で、2つ目の標高差100mの峠があります。 とにかく脚が痛いので、走るペースを落として休んだら、回復するかもしれない、ここで無理して、故障した元も子もない・・・など、安易に流れる言い訳はたくさん浮かんできて、35〜36キロの登り坂では、何と、8分17秒もかかってしまいました。
続く下り坂で挽回といっても、キロ5分24秒。 脚の痛みに耐えながら、次のフルーツステーションが、心っから楽しみになってきました。
40キロ地点のフルーツステーションは、キウイ、オレンジ、バナナ。 こちらも、ありがたく頂きました。
さて、39〜40キロも、7分17秒を要し、40キロ通過が、3時間15分35秒。 このままでペースだと、3時間30分を越えてしまう。 最後、せめて、この3時間30分だけは、目標にて頑張ろう。 でないと、今日のレース、ダメ、ダメ、だらけでいい所なしに、なってしまう。 このまま、ずるずるいったら、あとで後悔するぞ。
やっと、その気になって、計算。 キロ7分弱でOKだけれども、最後の急坂を登るので、次の1キロで、ある程度、稼がなければ・・・
痛さもあと10分だけ、周りのペースに乗って、自分の脚は、道具と思って、感覚をなくして・・・
気持ちで、もって行った40〜41キロの、5分45秒。 同じ「5分」でも、失速した「5分」ではなく、頑張った「5分」だから、今日のレースで、一番、自分を褒めたい区間でした。
41キロ地点で、安心してしまったのか、最後の1キロの登り坂は、本当にゆっくりになってしまいました。 前に進みさえすれば、3時間30分は切れる、と進んでいましたが、「42」キロの看板まで、長かったこと、長かったこと。
苦しかった最後の坂が終わり、多目的広場に入って、残り50〜80mぐらい。 ここで、後ろから、1人のランナーに抜かれて、ハッと目が覚めました。 ここで抜かれたら、4レース連続で、ラストスパートで負けとなります。 そうはさせじと、短距離モードに身体を切り替え、逆に抜き返すと、相手もむきになって、逆襲をかけてきました。 全力で逃げ切ってゴールしました。
地点名 | プリット | ラップ | コース |
〜 スタートライン | 0:00:02 | - | ヤマハリゾートつま恋 |
〜 5km | 0:20:47 | 0:20:45 | 急坂を下る |
〜 10km | 0:42:28 | 0:21:41 | 7キロ手前にひと山 |
〜 15km | 1:05:16 | 0:22:48 | 比較的平坦 |
〜 20km | 1:27:37 | 0:22:21 | 比較的平坦 |
〜 中間点 | 1:32:23 | - | 比較的平坦 |
〜 25km | 1:50:34 | 0:22:57 | 坂を登る |
〜 30km | 2:14:37 | 0:24:03 | 26キロ地点に峠 |
〜 35km | 2:42:17 | 0:27:40 | 坂を下る |
〜 40km | 3:15:35 | 0:33:18 | 36キロ地点に峠 |
〜 ゴール | 3:29:14 | 0:13:39 | 急坂を登る つま恋へ |