2007.12.09  さのマラソン 完走記

 11月の関東圏3大マラソン、つくば、大田原、河口湖、を都合により見送り、今年は、栃木県佐野市の「さのマラソン」を、晩秋のマラソンレースと位置づけました。
 「さのマラソン」は、今年で第3回大会。 旧「佐野Cityマラソン」、「葛生原人マラソン」。「田沼どまんなかマラソン」の3つの大会が合併してできた、貴重なフルマラソンの大会です。 コースは未公認。

 日帰りの予定でエントーリーしましたが、5時起きをしなければならないことが判明。 駅近くのビジネスホテル(佐野イン」に前泊しました。
 駅からの無料シャトルバスで、隣に座った人が、2回目というので、話をききますぃた。 コースはずっと平らで走りやすいとのこと。 標高差120mあっても、少しずつならそう感じるのかな、けっこういい記録でるかも。 暑くもなく、寒くもなく、風もないし、と思いました。 目標 3時間05分00秒。

 フルマラソンのエントリー数930人。 この規模だと、トイレや荷物預けであせりまくることもなく、じっくり準備できてうれしいです。

     

 
 スタートは、前から4列目。 ロスは、1秒くらい。
 
 距離表示は、5キロごとですが、最初と最後の5キロは、1キロごと。 最初の5キロが1キロごと、というのは、大賛成ですね。 最後より最初こそ、1キロごとをつけてもらいたい、最初のペースがとっても大切だから、 と常々思っていましたから。
 ただ、距離の区切りが不正確だったのか、こちらの走りが不正確だったのか、1キロゴトノラップは、4分25ー01ー21−40−21秒と、めちゃくちゃぶれていましたけど。

 競技場の下り坂を出ると、もう、早速、登り坂の開始でした。 だらだらと上っていきます。 15キロ地点までの標高差は、約120m。 青梅マラソンが、約90mだから、それより差があるわけですが、青梅は凸凹がありますからね。 さのの方が、厳しさはないです。 それでも、決して「平ら」なコースではありません、 決して!!

 5キロ通過が21分49秒。 登り坂のわりのは、いい調子かな。 とにかく数字にはこだわらず、15キロまでは、ウォーミングアップのつもりで行こう! 彦間川沿いに山深くなっていく、のどかな景色を楽しみながら。 

 10キロ通過が44分48秒(ラップ22分59秒)。 ちょっと、抑えすぎたかな。 でも、ずっと登り坂ですからね。 こんなものか。

 気がついたら、6人位の集団で走っていました。 絶対、この集団から飛び出ないぞ。 15キロまでは、ガマンを決め込みました。
 それでも、その集団。 集団のトップが入れ替わりながら、誰かが常に引っ張っていることになり、少しずつペースアップしていたようでした。

 15キロ通過が1時間07分15秒(ラップ22分27秒)。 ちょっと、抑えすぎたかな。 でも、ずっと登り坂ですからね。 こんなものか。 沿道から、子供の声で「91番(目)」。

 最高点で、蛍橋を超えて、川の反対側に渡って向きを変えます。 そっれー いけー
 下り坂だし、風は背中に受けるし・・・・ さっきの集団で、がんがん行き始めました。

 下りは得意なはずだけど、みんな、速いな。 でも、ここは、力を使わずに、27キロ地点までは、下りのエスカレーターに乗った気で行こう! 楽に。 楽に。

 20キロ通過が1時間27分43秒(ラップ20分28秒)。 20分台突入も、この下り坂だから、当然。
ハーフ通過が1時間32分18秒。 このあたりで、「ちょうど90番だよ」という沿道の声。 ここから、カウントダウンしていこう。 50番くらいまでいけるかな? ここから、次第にさっきまでの集団が後ろに下がり、前をどんどんとらえていく展開とないました。

 25キロ通過が1時間48分42秒(ラップ20分59秒)
 
 このあたり、背中から、飛ばされるような感覚がありました。 スタート時、無風だったのに、北西風の吹き出しが始まっていました。

 28キロ地点あたりで、旗川の橋を超えたことろで、左折。 いきなり、川沿いの遊歩道に入ります。 ここで、初めて、いやだな、という感覚。 新潟マラソンのラスト5キロの刻印か。 路面が変わると、ガクっときます。 急に落ちそう。 でも、何とかこらえて、前のランナーを追い、順位のカウントダウンをしていきました。 このあたり70位付近。

 30キロ通過は、2時間10分27秒(ラップ21分45秒)


 体感のわりには、数字が落ちていないので、ホッとしました。 こにかく、登りの終わる33キロ地点まで、また、ガマンガマン。 でも、今度のガマンは、スピー^ドを抑えるガマンではなく、落ちないようにするガマンです。

 ようやく、33キロ地点、向きを変え、広い道に出て、下り坂になると、また、走りやすくなり、気分も前向きに。

 35キロ通過は、2時間32分36秒(ラップ22分09秒)


 まずまずのラップで難所をクリアして、あと少し。ラスト5キロは、いつもの練習のつもりで、全力でいくぞー と思っていましたが・・・

 残り5キロの看板を過ぎて、右折したら、まいったあ。 真正面から、激風。 進まなーい。 もがき!

 橋の上は、さらに強烈でした。 去年の荒川マラソン並みです。 
 頭の中も限界で、順位のカウントダウンもできなくなりました。

 こりゃ、キロ5分を超えそう。 3時間05分切りどころか、北上マラソンの3時間07分20秒もあぶない。 それだけは、避けたい。 東京マラソンに向けて、一歩前進のタイムを持ち帰りたい。

 時計を見る。 残り5キロから、キロ4分38−45−39秒。 何とか、持ちこたえている。 力をつけてきたのかな、 とも思いましたが、あとから考えると、この区間、下り坂だったのですよ。 風がなければ、気持ちよく飛ばしていたはずの区間だったんです。

 この大会、40キロの表示はありません。 

 残り2キロ通過が、2時間56分26秒。 ここで、最後の頭を使って、の残りキロ4分15秒ちょいなら、3時間05秒が切れると計算しました。
 丁度、向きも変わって、風も正面ではなくなったので、身体の動きをギアチェンジ。 腰高を意識して、ラストの体勢にはいりました。

 次の1キロが、4分21秒。 よし、この調子で、行って、ゴール前で、ラストスパートかければ・・・と思ったのですが・・・
 最後に右折して、ガーン 強烈な向かい風。 体力と共に、気力も・・・ ここで、頑張るかどうかで、満足度も変わる、ってわかっていたはずなのにね。

 ラスト100mだけ、スピードアップしましたが、時すでに遅く。

 ゴールタイム、3時間05分12秒
。 
 目標の3時間05分を12秒オーバー。 やる、と思っていた目標だっただけに残念です。
 総合順位は、51位。 レース途中で目標にした50位は1秒前でした。 これも、もうひと踏ん張りだったなあ。

 来年2月の東京マラソンで、サブスリーを 、という過程に中で、ここでは、目標に届かなかったのは、残念ですが、強風を考えれば仕方がないかな。 何しろ、ゴール後、記録証も飛ばされそうになったくらいでしたから。 逆に言うと、東京マラソンでも、今回ほどの風が吹けば、サブスリーは無理ということだと思います。
 今年は、湘南でサブスリー、その後、足を痛め、掛川で3時間29分、東京喜多で16分、北海道で11分、北上で07分、さので05分、といった具合にタイムを短縮してきました。 来月のいぶすきで、最後の調整。 難コースで、今回のタイムを切ることができれば、東京はもらった、ということになると思います。 まあ、いぶすきの最大の難所は、踏み切りですけどね(笑) 


 
地点名 プリット ラップ コース
〜 スタートライン 0:00:01 - 佐野市運動公園陸上競技場
〜 5km 0:21:49 0:21:48 彦間川に沿って上る
〜 10km 0:44:48 0:22:59 彦間川に沿って上る
〜 15km 1:07:15 0:22:27 上る 蛍橋折り返し
〜 20km 1:27:43 0:20:28 彦間川に沿って下る
〜 中間点 1:32:18 - 彦間川に沿って下る
〜 25km 1:48:42 0:20:59 彦間川に沿って下る
〜 30km 2:10:27 0:21:45 下る 旗川に沿って遊歩道上る
〜 35km 2:32:36 0:22:09 上る 折り返して下る
〜 40km 2:55:32 0:22:56 下る しかし逆風強い
〜 ゴール 3:05:12 0:09:40 佐野市運動公園陸上競技場
40キロ地点は、表示がないため、残り3キロと2キロから按分計算