2007.11.18 戸田マラソン in 彩湖 完走記
6年生のYOHが最後だから、と、今シーズンは、親子マラソンに出まくると宣言。 タイム計測をしてくれる大会が条件。 下記の大会が出走予定となりました。
なお、当日の天候は、晴れ。午前10時現在、近隣のさいたま市では、気温9.5度、喃南東風力1m。
YOHは、マラソン大会の雰囲気が好きなのですが、普段かから練習しているわけではなく、持久走が得意というけでもありません。運動会では1位になるので、どちらかというと、短距離向きでしょうか。今日の目標は、同じ6年生の時に姉のAYAが出した記録かな。 10分42秒。 2kmのコースは、完全に平坦、途中で折り返して、陸上競技場がゴール。 6年生だからね、ということで、前から5列目あたりに並びスタート。前半は余裕で行くんだぞ、といういつものアドバイス。そのとおり走ってくれたと思います。 折り返して、「1km」のでかい看板。 ファミリーは、おまけの種目だからと、距離がいい加減だったり(ランナーズ10K)、計測をしない大会(谷川真理ハーフなど)もあるけれど、途中距離表示までしっかりしているのは、すばらしい!子供だって、けっこう、目標もってやっていますからね。 1キロ通過は、5分15秒(ネット5分12秒)。 ここから、ビルドアップしたら、10分切れるかも、と一瞬思いましたが、練習していないもんね。 帰路は、いっぱいいっぱいになったようで、スピードが鈍りました。 といっても、もうだめだ、という感じにはならず、それなりにペースをキープしたまま、競技場へ。 あと200m。時計を見て、「お姉ちゃん記録、ぎりぎりだぞ」というと、最後のがんばり。女の子には負けたくないよね。 ラスト、スパートをかけたにもかかわらず、後半は、5分32秒。 GTメールで確認して、10分47秒。お姉ちゃん記録に5秒及ばず。 「よく欲頑張ったね。自己ベストだよお。お姉ちゃん記録は、次の楽しみにしようね。」と声をかけて、本人も満足そうでした。
YOHを待たせて、今度は、自分のレース。 2キロレースがちょうどいいアップになっているはず。 今日は、確実に38分台を出すことが目標。 4日前の5000mの練習で18分48秒がでていたので、普通に走れば大丈夫なはず。問題はペース配分だけ、と思っていました。 しかし、念のため、38分台を確実にするために、レース前3連休としました。 ところが、これが裏目に出て、風邪をひいてしまいました。 熱はでませんでしたが、当日朝は、鼻をかむ状態。 練習をやめると、腹を壊したり、風邪をひいたりしやすいですね。緊張していた身体が、油断してしまうのでしょうか。 よく、箱根駅伝の選手なんかが、風邪をひいてなんて話をききます。まわりは、何で体調管理ができないんだろう、とか思ってしまいがちですが、おそらく不摂生をしているわけではなく、練習量を落としために、そういう危険な状態になりやすいんだと思います。 おまけに、この日は、前日と朝が寒く、時間が経つにつれて、お日様にこにこ、ぐんぐん気温があがっていました。後で調べて、さいたま市の気温9.5度となっていましたが、ええ、うっそーという感じ。 戸田はもっと高かったように思います。 体感的には20度近くなったようで、並んでいる時も、後頭部に日差しを受けて、暑っついなーと感じました。 こういう風に、前日そして当日朝まで寒くて、レース前に気温がぐんぐん上っていく条件は、よくないですね。 4年前、高橋尚子選手が大失速した、そして、サブイベントで走っていた私らも集団で大沈没した、あの東京国際女子マラソンを思いだしました。
そう、今日も、東京国際女子マラソン。 北京オリンピック選考レース。 野口みずき選手だけ、ひとり、気象条件関係なし、みたいでしたが、渋井選手も大南選手も、撃沈でしたね。 曇りだったりしたら、あそこまではいかなかったはずです。 脱線ですが、野口みずきファンとして、午後からテレビにかじりつきましたが、本当に強かったですね。 気象とコース条件を考慮したら、20分切り相当の走りだったと思います。 5キロ通過、16分40秒前後、というのを帰りの携帯WEBで見て、「よっしゃー」と思いましたよ。速すぎず、遅すぎず、でしたからね。 野口選手は、負けるとしたら、4年前の高橋選手のように、かっこよく決めようとして、日本記録ペースで突っ込んでしまって自滅するか、あるいは逆に自重しすぎて集団の中で自分のリズムを失い、ラスト勝負で渋井選手のスピードに屈するか、のどちらかかと思っていました。 戦略そして実力ともに、最高のものを見せてもらいました。
さて、自分のレースの話にもどります。 速すぎず、遅すぎずが、テーマでしたから、1キロ通過が、3分56秒で、しめしめでした。 ところが、前方に土手が見えるではないですか。 ええっ、あれ、登るのお。 苦手な荒川マラソンコースと同じじゃないですか。 平坦なコースの中に、土手のだけ登り下りするコースって、リズム狂うんですよ。 もう、見ただけで、狂ってきました。明らかにペースダウン。 そうとわかっていたなら、入りの1キロは3分50秒くらいで入っておくべきだったか。 とか、早くも後悔。 後ろ向き。 さらに、土手を登ったら、すぐ下るじゃないですか。 ということは、帰りも、また、登って下るの、 と思ったら、こりゃ、38分台は、計算上、無理だあ、となりました。 2キロまでのラップが、4分07秒。 一気に気が滅入りました。 それでも、気を取り直して、5キロまでは、4分ちょっいで我慢できれば、後半勝負で、40分を切れるのでは、と、目標は、39分から、40分に格下げしていくことにしました。 4〜5キロで1回目の折り返し。 がまんする、というのは、いつもスピードを上げすぎないように、ということなんですが、今日は、ペースが落ちないようにがまんする状態。 5キロ通過が、20分20秒。 まだまだ、後半上げていけば、40分切りはできる数字だったのですが、ここまで、けっこう、追い上げてきているので、これ以上、ペースアップできませんでした。 さっきから、近づきつつあった、背中が、今度は逆に遠ざかっていく。 6キロまでのラップ4分17秒を見て、もう、レースをやめたくなっちゃいました。 あとは、ゆっくりジョグして帰るかなって。 7キロまでも、4分14秒。 このあたりで、ごそっと、集団に抜かれました。 20分遅れでスタートした、5キロレースのトップが、横を過ぎていきます。 この調子だと、40分台も守れない。41分台か。 せめて、ラスト3キロだけでも、キロ4で行くか。 とちょっとだけ、前向きになりました。 8キロまでが、4分02秒 ようやく、逆襲モードになりましたが、次には、橋があって、アップダウン。まったく、力がはいりません。 2回目の折り返し直後が9キロ地点、ラップは4分11秒。 後ろから付いて来るランナーがいたので、背中を押されるようにして、ペースキープ。 競技場のゴール前では、5キロレースの中学生(多分)と張り合って、スパートはできました。 ラスト1キロは、3分50秒。トータル、グロスで40分55秒(ネットは同54秒か) ゴール後、後ろからついいてきたランナーに「ありがとう!」っていわれました。ベストまで、あと5秒だったそうです。 一生懸命走っているランナーの中で、いい加減に走っていた自分が情けなくなりました。 2週間後の、川口マラソン10キロで、立て直します。
お姉ちゃん記録、10分42秒だと思っていましたが、実は10分49秒であることが判明。 今レースは、お姉ちゃん記録より2秒速く、YOHの男子としての面目がたちました。 |