2008.10.26 東京マスターズロード選手権大会 完走記
大会のスタートに間に合わない、という、初めての経験をした。 年度初めのマスーズの要項では、正午スタートになっていたものが、当日引き換えはがきでは11時になっていたのだ。 そんなこととは露とも知らず。前日も要項を見て時間を確認したので、正午スタートと思いこんでいた。 会場は、昭和記念公園。 雨が降りそうなので、まず、西立川の駅を出て、公園と反対側のコンビニで折りたたみ傘を買った。 これを買わなければ、間に合ったのだが・・・当日は、無料開放日で、子供連れから若者、お年寄りまで、大勢の人が出ていた。 が、ランナーらしい人が全くいないのが、気になった。 すぐにおかしいと思えばよかったのかもしれないが、さすが、マスターズの大会はマイナーだなあ、感心していた。 スタート・ゴール会場の運動広場に来てみると、ランナーの姿が散見され、まず、安心。 既に10kmのランナーガゴールに向かっていた。 10kmのスタートは、ハーフの1時間前だから、ここでおかしいと思わなければならなかったのでが、スタート正午を固く信じていたので、何とも思わなかった。 受付に行くと、係の人が、名簿を見ながら欠席選手の名前に線を引いているところだった。 マスターズは真面目だなあ。 受付1時間前を前提に、ちゃんとやっているのかな、と思った。 で、「遅れてすみません。」とはがきを見せたら・・・ 「ハーフですあ、もうスタートしますよ。ああ、もうスタートした。 早く、スタート地点に行ってください。」と言われて、初めて事態を把握した。 はがきを見ると確かに「11時スタート」とある。 「今日は、1時間間違えてい人が多いいんだよね」という声が聞こえた。 そこからは、大慌て。 前後のゼッケン付けも係の人が手伝ってくれた。 シューズは、新品のウェーブユニバースを試すつもりであったが、その時ではいていた底の減った旧エキデンで走ることを即決。 ランパンは下にはいていてよかった。 シャツを大急ぎで着替えて、荷物をあずけ、スタート地点へ。 ちなみに、この大会は、計測にシューズに付けるチップも、胸に付けるタグも使わない。 そのことを知っていたのはよかった。 スタート地点には、まだ、係の人がいて、路面の白線を見つけて、「ここがスタートですね。」と聞くと、「これからですね。 追いかけて下さい。」と・言われた。 こうなったら、練習のつもりで、ネットタイムを見ればいい。 時計を押して走りだした。 最初に1周736mの貯水池のまわりをを約11周と4分の3を走ってから、公園内の1周4,780mのコースを4周し、最後の運動広場に戻る。 陸連公認コースなので、距離は正確である。 マスターズの世界記録だって認定される。 スタート地点は、既に貯水池のまわりを1周して、走っているランナーの波であった。 4分の3周してから、みんなは周回路へ、自分ひとり別れてもう1周してから、周回路へ。 もうひとり、私よりもさらに遅れてスタートしたランナーがコースを案内されながら走っていたが、私はこの大会2回目で、コースを承知していた。 時間に間に合わなかったから失格ですよ、と固いこと言われなくてよかった。 コースは、ほとんで坂の上下である。 急な登りは、2ケ所。 あとは、なだらかであるが、平らなところはほとんでない。 おおむね、前半は、下り傾向、後半は、上り傾向である。 最初のうちは、回りとのスピード差があるので、自分がえらく速く感じる。 抜くときに、「ハヤェー」と言われたことがあったが、滅茶苦茶ペースで狂っている人と思われたが、1周抜かしの先頭が来たと思われたかのどっちかである。 距離表示が、5kmごとなので、ペースがわからない。 19分台の気もするし、21分台も気もする。 ただ、後半は、目に見えない上り坂で、落ちているのを感じたので、20分台だろうと思っていたら、そのとおり、ラップ20分31秒であった。 よしよしである。 この大会の目標は、自己コース記録の1時間26分59秒の更新である。 今回は、直前3日間はランニングを全くしないという恒例を破り、前日のみ休みとして臨んでいる。 コースアップダウンがあり、26分台は、実質25分台で、サブスリー挑戦圏ラインとなる。 1周目は、いいペースであったが、これは、慌ててスタートした勢いがあったかもしれない。 ウォーミングアップゼロのつけが回ってきて、2周目から、減速していくのがわかった。 どんどんランナーを抜いていったが、当然にとこながら、周りのランナーとの速度差はだんだんなくなるので、相対的に遅く感じていく。 それで、2周目のラップは、20分53秒。 3周目となると、ちょっと気を抜くと、回りノペースに合わせそうになる。 ラストに向けて力を残しつつ、前へ前へ追っていくことを忘れないようにした。 この区間で、、75〜79歳クラスのIさんを抜かす。いつもトラックでお見かけしていたが、ロードの実力はそれ以上である。 多分、自然にできたであろう若い女性ランナーなどの集団を引っ張っていた。 「誰か速いにが来るかと思ったら・・・1時間間違えたんだろう? 1時間繰り上がったんだよ・」「そうです・・・」と、一言三言会話。 3周目は、21分20秒に落ちる。 まいったな。 4周目。 このコース、急な登り坂は、一時苦しくとも、イッキに行くことをお勧めする。 続く下りで別の筋肉を使うので休めるからである。 ラスト1周は、最低でも、3周目よりは速くいける。 これは、ほぼ確信できる。 結果、21分02秒。 うーん、キロ4分ちょい位でいくつもりだったのだが。 20km過ぎ、ちょっとがっかりしていたら、いきなり青シャツの若者ランナーがスパートをかけたようで、抜いて行くではないか。 今までひとりのランナーにも抜かれていなかったので、ここで、目が覚める。 絶対に再逆転すすぞ! 一時10m位差ができたが、ギアを切り替えて追う。 最後の最後に追いつけばいい。 と思っていたら、意外にも、青シャツさん、運動広場手前で失速。 ゴール位置、間違えたのかな。 運動広場にはいってからまだ300mあるんだよん。 前の赤シャツさんも抜いて、ラストは、気持ちよくと走っていたら、残り、200mで、再び青シャツさんがスパートをかけてきた。 おじさんには負けないぞ、と思ったのかもしれない。 再び逆転。 でも、こっちは、1500mランナーだい。 ラストでは負けない。 残り120m位だろうか、コーナーで再逆転。勝負を意識して一気に抜く。 そのまま逃げて、ゴールの飛び込んだ。 ゴール後、振る向いて、青シャツさんと握手した。 「ムキになっちゃったよ」と言ったら、「ナイスランでした」と爽やかに答えてくれた。 こういう、走りながら気持が通じるのは、いいものである。 ネットタイムは、1時間28分01秒。 青シャツさんがいなかったら、確実にあと10秒は遅かった。 目標、達成できず。 ハプニングがあったとはいえ、それを差し引いても、調子悪い。 この現実を受け止めて、つくばマラソンの、目標設定をしなければ、と思う。 |
距離 | 通過タイム | ラップ | コース |
〜 スタートライン | 0:04:57 | - | 遅刻スタート |
〜 5km | 0:25:28 | 0:20:31 | 1周目 |
〜 10km | 0:46:21 | 0:20:53 | 2周目 |
〜 15km | 1:07:41 | 0:21:20 | 3周目 |
〜 20km | 1:28:43 | 0:21:02 | 4周目 |
〜 ゴール | 1:32:58 | 0:04:15 | 運動広場へ |