2010.02.20 東京・赤羽ハーフマラソン 完走記

 荒川河川敷きコースを使った新規大会である。 「第1回」というのは、混乱があるものだ。 参加通知が来て知ったのは、40歳以上の男子と女子全員が、15分遅れのスタートとなったこと。 ええ? これじゃ、すぐに、前に追いついちゃうよ。  制限時間が2時間50分とゆるいこともあり、予想以上のエントリー数で、計画変更したのだろう。 それにしても、走りやすさと言う面では、この影響は大きかった。

 第1回大会ということで、混乱を予想し、1時間以上も前に会場入りした。 ゼッケン交付では、なぜか、一箇所だけ長蛇の列。 番号の区切り方を間違えたのだろうか。 トイレは15分待ちだったが、30分前をには、絶対間に合わないと思われる程の列となっていた。 荷物預けも、45分前には、先行スタートがあるせいでもあるが、もう、絶対無理と思われるほどの列。 やむなく、走路脇の土手に放置となった。 いろいろあるが、それも、まあ、折ろ込み済みといったところだ。

 プログラムがないのは、谷川真理ハーフと同じ。 だから、参加人数が分からなかった。 5000人だろうか、1万人だろうか?

 天候は晴れ。 何より、風が弱く、暑くも寒くもない、絶好のマラソン日和だ。

 アップがてら、ちょっと走ると、筋肉的に先週のいわきの疲れが明らかに残っていた。 あまりに動きが悪かったし、時間もなかったので、スピードを上げての流しとした。

 時間的には、ぎりぎり、何とか、前から10〜15列目あたりに滑り込んだ。 

 スタートも空砲だったのか、一旦「位置について」が解除となり、1分遅れの号砲となった。 何とも微笑ましい。

 スタートライン通過 8秒

 嬉しい誤算は、距離表示が1キロごとで、しかも正確だったこと! 走り始めは、普通に無理なく言ったが、岩淵水門付近の上り坂があるにもかかわらず、1キロ通過が、何と4分04秒(ネット3分56秒) 続いて、下り坂があり、キロ3分52秒! スピードを上げたアップの勢いそのまあmに走ってしまった感じだ。 2キロ半で、15分先にスタートした30歳代以下男子の最後尾に追いついてしまった。 その後は、やや抑えぎみにして、

 
5キロ通過。 20分11秒 (ラップ20分03秒)

 先に行くにしたがって、15分前スタートのランナーが増えていき、だんだん走りにくくなる。 とにかく、早く一番多いlところをやり過ごしてしまおうと思う。

 10キロ通過 40分41秒(ラップ20分30秒 

 今日は、よくても1時間26分台と思っていたので、これで、予定のペースに戻った感じだ。

 折り返して、やや向かい風を感じる。 河川敷きだから、無風というわけにはいかないのだ。 この風なら、全く問題ない。

 それより、問題は、反対側の往路の人数がどんどん増えてきて、右に寄って抜かそうにもスペースがなかったことだ。 何度も何度も、前のランナーに阻まれ、スピードダウンを余儀なくされた。 そのたびに、ギアがダウンしていき、それを取り戻そうとしても、また、別のランナーに阻まれ、ガクンガクンとペースが落ちていくのが分かった。 人によっては、ジグザグに走っているランナーもいた。 時計を見ると、キロ4分15秒前後に落ち、気持ちも切れそうだった。 

 往路と復路を分けるために、係りの人が走路の真ん中に立っていた。 頼むから、黙って立っていないで、「白ゼッケンは左、黄色ゼッケンは右!」と叫んで欲しかった。 周回遅れが発生する新宿ハーフでは、そういう指示があるので、随分違う。 みんな気が付かないだけなんだ。 特に折り返しなので仲間を見つけようと、どうしても、右に寄ってしまう傾向があるのだ。 

 とにかく15キロまで我慢しよう。 そうしたら、反対側の走路が空く。

 
15キロ通過 1時間01分57秒(ラップ21分18秒)

 ひゃー。 フルマラソンのペースじゃないか! 

 15キロ手前だっと記憶しているが、やすさんに抜かれた。 せめて、付いていって、あわよくば、最後のスパーとで逆転しよう、、それを目標に頑張ろうと思った。 混雑も緩和され、キロ4分5〜10秒のペースに上がった。

 やすさんとの距離を詰めるために、給水もパスした。 2秒縮まった。 距離は、50mくらいだろうか。 射程権にはいったと思ったが、18キロあたりから、また差が開き始めた。 
 前方で、やすさんが、黄色のランシャツ・ランパンのランナーを抜いていった。 もしや、と思って、自分も追いついたら、カズUさんだった。 一番、きつい土手に上る急坂で追いつき、カズUさんから声をかけていただいた。

 この最後の上り坂がきつい。 ふらふらになった。 これじゃ、やすさんに追いつかない。 今日は、カズUさんとの勝負に徹しようと思った。 背中について楽をさせてもらった。 18〜19キロは登り坂もあり、キロ4分36秒に、一気に落ちた。 これじゃいけないと、19キロの看板を境に、ロングスパートに出た。 休んだ分、幾分、楽に走れた。

 
20キロ通過 1時間22分56秒(ラップ20分57秒0641秒

 看板は、「残り1キロ」と書いてあったように思うが、見間違えだろうか。 どう考えても、20キロ地点。 19〜20キロは、キロ3分55秒に上がった。

 最後の下り坂もできるだけのスピードで下ってから、残り400mあたりで、赤のTシャツと藍のランシャツのランナーに抜かれた。 ラストで負けないことが持ち味だと思っているので、これは悔しい。 それにしても、相手もかなり力強い走りで、ラストは負けないと思っているのかもしれない。 一旦、参りました、と諦めかけたが、何とか、最後の力を振り絞りついて行き、右折して会場のゴール前、数10メートルで再逆転ができた。

 ゴールタイム。 タイム1時間27分13秒 (ネット同05秒 ラストラップ4分17秒) 

 ゴール後は、カズUさんとご一緒して、お話をして楽しかった。 これからも、よきライバルになりそうだ。その後、一緒に出走したTさんと合流して、いつものマラソン談義に花を咲かせた一日となった。


 また、今日は髭さんご夫妻とも久しぶりにお会いした。 髭さん、今日走って膝が悪化したとのこと。 来週の東京マラソンは、ゆっくり走ってくださいね。

距離 通過タイム ラップ コース
〜 スタートライン 0:00:08 - 新荒川大橋
〜 5km 0:20:11 0:20:03 川下へ 鹿浜大橋 江北橋
〜 10km 0:40:41 0:20:30 川下へ 扇大橋 千住新橋 
〜 15km 1:01:59 0:21:18 川上へ 千住新橋 扇大橋
〜 20km 1:22:56 0:20:57 川上へ 江北端 鹿浜大橋
〜 ゴール 1:27:13 0:04:17 新荒川大橋