2010.05.04 春日部大凧マラソン 完走記
恒例の大凧マラソン。 ゴールデンウィーク中の首都圏の貴重なハーフマラソン、そしてシーズン最後のハーフマラソンである。 そのため、人気急上昇中、今年は、全種目の合計エントリー数が1万人を超えた。 驚きである。 貴重な5連休の4日目。 このレースの標準を合わせると、前の3日間が走れなくなる。 これは、もったいない。 特に今年は、5月23日に、シーズン最後の勝負マラソン=洞爺湖マラソンが控えている。 ここで走らないで、いつ走る。 ということで、5月1日と2日に、連続ハーフマラソンの距離を走り、前日のみ完全休という体勢で参加した。 目標は、練習タイム=1月1日=1時間33分25秒、5月2日=1時間32分37秒 を上回り、自己大会ベストの1時間32分38秒を切ること。 練習よりレースが遅いんじゃ、悲しい気がする。 準備の体育館で、たまたま隣に居合わせたグループと、今日の天気では、給水所のコップの量では足らないという話をしたら、「僕らみたいなゆっくり走る人は、立ち止まって、4杯も5杯も飲むから大丈夫」という答え。 ああ、そうだったの。 みんな、何杯も飲めるんだ。 いつも、後続のランナーのことおを考えて、給水所では1杯の水。 それでは足らなくて失速することが多かった。 よーし、今日は、2杯ずつ飲んで行こう。 と思ったら、もう大丈夫、という気持ちになった。 例によって、頭から水をかけてから、スタート位置に。 25分前に行ったが、これは、ちと、早過ぎた。 せっかくかけた水がスタート時には乾いてしまい、じわじわと暑さを感じた。 ここで、なべさんと久々に再会で、談笑しているうちに、スタート時間に。 前から15列目くらいで、ロスは6秒。 まずは、ゆっくり、練習のつもり、練習だい、と思って入る。 しかし1キロも、2キロも道の脇に立てているはずの表示を見落としてしまう。 見落としてしまうのは、気合いが入っていない証拠。 やがて、前方に、ローズピンクのシャツに蛍光オレンジのユニフォームを発見。 この奇抜な色の組み合わせは、大江戸飛脚会以外にはありえない。 誰だろう。 ちょっと、興味本位で、ペースを上げて、接近。 SAIさんだった。 ずっと格上のランナーだが、故障されているということで、今日はゆっくり行くようだ。 でも、私としては、ちょっと速いかな、と思いつつも、ここは力を拝借して、付いていくことにした。 何と、この大会のコース、2.5キロ地点に東武野田線の踏み切りがある。 「あと100mで踏み切り、2分後に電車が来まーす」と係りの人が案内していた。 ということは、かなりのランナー、おそらく半分くらいは止められたはず。 わたし的には、そういうの最悪、と思うのだが、それにしても、人気大会を維持しているのは、この週に他に大会がないから? それとも、みんな、そんに気にしないの? とにかく、無事、踏み切りで止められることなく通過してホッ。 少しでもダイヤが乱れたら危ない。 3キロ表示も4キロ表示も見落とし、 5キロ通過は、21分30秒(ネット同24秒) おやっ。意外といけてる。 ということで、欲が出できた。 1時間30分を切ろうと。 ここで、SAIさんの前に出ることにした。 給水は、予定どおり、2杯ゲット! 7キロ過ぎにに、距離合わせのための折り返しがあり、やがて、江戸川河川敷に登る。 その前に、2回目の給水。 ここでも、2杯取ろうとして、手を滑らせ、結局、1杯も取れない結果に。 欲張ったばちか。 8〜16キロまでの江戸川沿いは、日陰が全くない。 この大会のコースが、タフといえる理由だ。 このあたりで、失速しかけているなべさんに追いつく。 なべさんも故障中ということで本調子でない。 「暑いですね」と言われてすでに苦しそう。 ファイト! 10キロ通過は、42分22秒(ラップ20分52秒) ちとペースを上げ過ぎたか? とも思ったが、体が慣れて、乗っている感じで走れていたので、そのまま進んだ。 それに、今は、全く無風に感じていたので、残り5キロでは、逆風になると読んだ。 ならば、ここは、貯金区間でいい。 10キロ付近で、道をくぐるために、一回、土手の下に下りて、また登る。 こういうアップダウン、けっこう苦手だ。 荒川マラソンみたいで。 気が付いたら、前後して、2人のランナーを注目していた。 ひとりは、白ランシャツのベテラン風(以下ベテラン風さんとよぶ)、もうひとりは、は白Tシャツの若者風(以下若者風さんという)。 安定した走りのベテラン風さんに比べ、若者風さんは、ぐーっと頑張って走ってはまた少しゆるんで休んで、というインターバルのような走り方をしていて、いかにも初心者、きっと、最後まで持たないな、と思っていた。 この大会がユニークなのは、距離表示が、12キロ過ぎてから、「残り」距離表示になることだ。 残り9キロ」「残り8キロ」・・・私としては、普通の距離表示のほうが、慣れていていいのだが・・・・ ただし、15キロ表示はある。 15キロ通過は、1時間03分25秒(ラップ21分03秒) 1時間30分のペース=サブスリーペースに比べ、35秒の貯金。 まあ、大丈夫かな、と思ったが、こういう暑い日は、いつガクっと来るかわからない。 わずか、1〜2キロの間に、急変して転落ということも、大いにありうるのだ。 残り5キロで土手を下り一般道に。 予想通り、逆風だった。 明らかにペースが落ちたのがわかった。 ここで、予想外に、若者風さんが、元気だった。 けっこう、ゼイゼイした感じだったのに。 力強く前に進み、置いていかれる。 若さはいいなあ。 逆に、ベテラン風さんは、自分の後ろに。 やがて、呼吸音が聞こえなくなり、後方に下がったようだ。 残り5〜4キロは、4分03秒。 次は4分32秒、距離表示がおかしいのは、去年と同じ。 1時間28分台も行けるか、と思ったが、風と暑さで進まない。 給水の間にベテラン風さんに逆転された。 すぐに追って再逆転。 デットヒートの様相になってきた。 残り3〜2キロは、4分19秒、次は4分23秒。 あとで考えると、ここでもうちょっと頑張っておけば、28分台もありだったのだが、実践的には、ラスト1キロへ向けて、ためを作る区間になってしまう。 残り1キロ、ここで頑張らないで、いつ、頑張る。 ということで、ペースを上げ、ベテラン風さんの前に出て、逃げ切り体勢に入った。 ラスト400mになれば、負けないだろうが、そこまでに再逆転されると危ない。 最後は、土の陸上競技場。 ラストスパートをかけて、逃げ切り! 最後の1キロは4分00秒。 ゴールは、1時間29分21秒(ネット同15秒) また、50歳代優勝、5連覇を果たしたしまじろうさんとも話した。 おめでとうございます。 身近にすごい50歳代がいると、まだまだという気になる。 |
距離 | 通過タイム | ラップ | コース |
〜 スタートライン | 0:00:06 | - | 庄和総合公園前 |
〜 5km | 0:21:30 | 0:21:24 | 踏切あり |
〜 10km | 0:42:22 | 0:20:52 | 折り返しあり |
〜 15km | 1:03:25 | 0:21:03 | 江戸川河川敷 |
〜 20km | 1:24:55 | 0:21:30 | 公道へ |
〜 ゴール | 1:29:21 | 0:04:26 | 庄和総合公園陸上競技場 |