2010.01.10 谷川真理ハーフマラソン 完走記
新年の走り初めは、今年も谷川真理ハーフ。 先月の青島太平洋でサブスリーを実現して以来、だらけモードになってしまい、年末はかなり走力が落ちた。 正月休みで走り込みをするでもなく、せいぜい15キロ走2回。 ということで、予想タイムは、1時間26分30秒〜28分30秒とした。 谷川真理というだけあって、ランナー思いの大会で、進化し続けている。 参加人数が多いので、上流に向かうAコースと下流に向かうBコースに分かれていうのは実にユニークだ。 さらに、今年から、申告タイム順に、15分ごとに3回のウェーブスタートとなり、ゼッケンと計測チップの事前送付が始まったことで、スタート前の混雑が緩和された。 トイレは、45分前で、待ち時間5分、荷物は、30分前で待ち時間0分、久々Tさんと連絡してお会いすることもできたし、アップのジョグを2キロくらい入れることができた。 去年は、荷物を預けようにも混雑で預けられず、トイレに30分近くかかたが、雲泥の差だ。 AコースとBコースは、大会申込が早いとA、遅いとBといううとこである。 自分は、今年もAコース。 おなじみ荒川河川敷コースだ。 河川敷ということで、風の影響を受けやすいのだが、今年は、スタート時、弱い風、 天気は晴れで、寒さの心配はない。 マラソンの敵は日照と高温だが、さすがに、1月のこの時期、それより、低温や雨にほうが厳しい。 よって、今日は、ほぼ完璧ナコンディション。 整列は、申告タイムのプラカードのもとに並ぶというもの。 「70から79分」のブロックに並んだ。 ワンランクさばを読んだわけだが、人数配分的にみて、その位置が妥当だ。 並んでいるところで、怪我から復活のSAIさんとお話をした。 実力格上の別大ランナーだが、故障あけということで、90分切るあたりで走るということだったので、目標にすることにした。 スタートロスは、3秒。 しばらく、SAIさんの背中に付く。 アップの時も脚に張りがある感じで、無理やりスピードを上げて、ほぐした。 さほど練習をしていないのに、軽くなっていないのだ。 したがって、スタート後は、無理をせず、アップの感覚でいくことにした。 ところが,1キロまでのラップは、4分03秒、次も4分03秒。 となると、悪魔のささやき、今日はキロ4通せるかも? が聞こえて、SAIさんの前に行って、次の1キロ3分59秒に上げた。 ここで、また、再考。 前を大江戸飛脚会ユニの忠太郎さんが見え、追いつけそうで追いつかない状況。 脚の張り感はあり、残りの距離を考え、このペースかそれ以上で突き進むのは困難か。 ちょっと迷っていると、後ろからごそっと抜かれた。 4キロまでは、キロ4分04秒。 やはり無理を通せないか。 いろいろ考えているうちに5キロの看板を見落とした。 4〜6キロは、8分16秒かかり、ここで、キロ4は完全に断念、マイペースで行くことにした。 さて、ここから、申込時からの案内で、今回は工事区間があり、鉄板の上を走るという。 したがって、今回に限り陸連未公認コースということだ。 鉄板なんて、何てことないだろう、と思っていたら大間違えだった。 鉄板の区切りが小さな段差になっていたのだ。 つまり、そこで、足をひかけないように、歩幅を見て、調整しながら走らなくてはならなかったのだ。 ちょっと大袈裟に言えば往路・復路各1キロの障害物競走。 今年はBコースの方が当たりだったと思う。 この鉄板区間を過ぎると、これは毎年のことだが、ダート区間があり、次に関にかかる橋を上下する。 そして折り返してその逆。 荒川河川敷=平坦というイメージがあるが、結構、走りずらい。 9キロ地点あたり、り、周りから「猫ちゃーん」という声が聞こえ、振り向いたら、ゲストランナーの猫ひろしさん。 ア笑い芸人でありながら、今日は仕事を離れ、1ランナーになった模様。 真剣に走っていた。 しかも、かなりの高速。 去年は、復路で抜かれたが、今年は、往路で。 しかも、今年は、それなりのペースで走っているのにーー 10キロ通過は、41分05秒。 目標タイム、1時間25分台は厳しいが、26分台は最低ラインと決めた。 復路の入ってしばらくは、風は追い風、 したがって、体感は無風状態。 走り的には安定感が出てきた。 往路では、目標ランナーを見つけは、その距離を気にしながら走っていたが、ここは、単に自分と向き合って、ペースを感じながら行くことにした。 4分ひとけたの安定ペース。 15キロ通過は、1時間01分46秒(5キロラップ20分41秒)。 16キロまでは、ペースキープに専念して、16キロから行こう! と思っていたが、このあたりから、風が横から吹きはじめ、場合により、向い風的な抵抗を感じるようになった。 15〜16キロが、4分25秒で、これは、距離表示がおかしいと思うが、その後も、4分10−11−08と続き、取り返す区間がなかった。 19キロ地点で、改めてグロスタイムを見て、残りキロ4で走らないと、1時間27分だ切れないということがわかった。 今日の勝負ラインはこれだ!と決めた。 いつものトラック練習の残り5周をイメージして、大きなフォームに切り替えた。 20キロ通過は、1時間22分41秒(5キロラップ20分55秒)。 19〜20キロが、4分01秒に上がったので、これより、少しペースを上げるだけで、目標に達すると思うと、大丈夫という気持ちになった。 しかし、最後まで心身ともに切れないよう全力でいった。 ゴール前100m、左折したことろで、「猫さん、ゴール」のアナウンスがあった。 20キロ以降は、キロ3分53秒ペースで、だいぶ追い詰めていた可能性が高い。 でも、対猫ひろし 谷川真理ハーフ 2連敗! 自分が良い状態なら、勝負できるところなので悔しい。 ゴールタイム1時間26分57秒。 ネット同タイム ゴール後、猫ひろしさんに声を掛けた。 自己ベストではなかったとのこと。 故障していたので、万全ではないというようなこともおっしゃっていた。 「来年も」をお願いした。 私の方は、4回目の谷川真理ハーフでは、自己大会ベスト。 いかにも調子悪い感じで臨んだレースとしては、まずまずと言えよう。 来週は、また荒川河川敷でフルマラソン=東京喜多 キロ4分30秒キープができればOKである。 いわき、ソウル、洞爺湖へ、 再びサブスリーの世界を向けて走り出そうと思う。 また、ハーフマラソンも、今シーズンのテーマで、多くのレースにエントリーしている。 キロ4=1時間24分23秒 奪還へ向けて、シリーズは始まったばかりだ。 最後に、今年の谷川真理ハーフの参加賞。 カレンダーとTシャツだ。 Tシャツが白じゃないのが嬉しい。 ほとんどの大会Tシャツが着られずに積まれていく中、このシャツなら着てみようと思う。 私のような小柄なランナーはSサイズを選べたことも重要だ。 また、スタート整列ライン付近にゴミ箱があったり (できれば、先頭方面にも置いて欲しかったが) 、ゴール後に暖かい濡れたおしぼりを配るなど、やはりtランナー思いの大会だと思った。 なぜゴミ箱って、そりゃ、寒かったら、直前までビニール被っていたいし、暑かったら直前まで水を持っていたい。 しかし、ほとんどの大会、ゴミ箱がないんだ。 ちなみに、この大会は、選手名簿を載せた大会プログラムがない。 いつもすぐゴミ箱行きにしているランナーも多いと思うが、私のように参加したすべてのプログラムを保存しているランナーもいる。 賛否両論だろうが、いろいろな大会のスタイルがあっていいのかなと思う。 ![]() 参加賞 |
距離 | 通過タイム | ラップ | Aコース |
〜 スタートライン | 0:00:03 | - | 新荒川大橋 |
〜 5km | 0:20:18 | 0:20:15 | 川上へ 戸田橋 |
〜 10km | 0:41:05 | 0:20:47 | 川上へ 笹目橋、幸魂大橋 折り返し前後坂あり |
〜 15km | 1:01:46 | 0:20:41 | 川下へ 幸魂大橋、笹目橋 |
〜 20km | 1:22:41 | 0:20:55 | 川下へ 戸田橋 |
〜 ゴール | 1:26:57 | 0:04:16 | 新荒川大橋 |