2012.01.22 千葉マリンハーフマラソン 完走記
この冬は雨が少なかったのに、数日前から、千葉マリンマラソンの開催日の天気予報が雨となり、嫌だなあ、と思っていたが、事実、当日、無情にも雨となってしまった。 雨でもスタートしてしまえば何とかなることが多いが、準備の時間が大変である。会場に着いたら、とにかく、最低限の動きしかせず、携帯カイロでもこすっていようかと思っていたが、実際は、携帯カイロを持っていくのを忘れてしまった(笑)。 JR京葉線・海浜幕張駅から、会場のQVCマリンフィールド(プロ野球 千葉ロッテの本拠地)までは、徒歩15分くらいだが、結構、歩行渋滞が発生して、もっと、時間がかかった。さすが、参加者1万人を超えるビッグ大会である。 受付を済ませたら、貴重品預けに直行だ。この大会は、大きな荷物預けはなく、郵便定型内位の封筒に入るだけの貴重品預けのみ。費用は100円。荷物預けの封筒に、ゼッケンや氏名等を記入するのだが、荷物受け取り時に記入する場所にも記入していまいやり直しになっている人が多かった。説明や誘導を改善いたほうがいいと思った。 貴重品預けの後は、スタジアム下の雨の当たらない場所にビニールシートを敷いて場所を確保、ゼッケンをシャツの前後(前は計測器付き)を付けた。ランシャツ・ランパン派の私でも、今日は、ランシャツの上に長袖シャツを重ね着することにした。下はランパン。シューズを履き替え、あとはトイレへ!すいていそうな最上階のトイレに直行。この大会は、スタジアムのトイレを使用するので、いつもトイレが足りないというイメージでいたが、今年は、一部、女子トイレを男子トイレに変更して使わせていたので、少し混雑が緩和されたように思う。いいことだ。 アップを入念にする時間も心の余裕もなし。ただ一度、サアッーと流しを入れた感じでは身体が軽く、今日の目標の、90分切りは大丈夫、と思った。 幸い、雨は霧雨程度に小降りになっていた。それでも、スタート前に濡れるのは嫌なので、スタート地点にすぐに並ばず、脇の木の下で雨宿りをして様子見とした。結局、15分前に列に入ったのだが、後から思うと、ちょっと遅すぎた。 早くスタート時間になれ、と思っているうちに雨足がやや強くなってきた。しかも、少し色が白く見える、みぞれ混じりで、寒さを感じてきた。せっかく、身体のコンディションがいい感じなのに、心配になってくる。 この大会は、陸連登録のスタートは、午前10時00分(青ゼッケン)。一般は10時05分(白ゼッケン)。公認大会の参加者は正式に登記・登録した選手のみで構成される、というルールを、形の上でも頑なに守っている大会である。 私は陸連登録なので、そんなに急がなくてもいい位置は確保できると甘く見ていたが、実際、陸連登録者だけでも、男女を2,000人を超えるエントリーがあるわけだから、やはり位置取りは大切であった。 号砲があっても、しばらく進まず、 スタートロス 20秒 20秒という数字自体、小さくない数字だが、問題は、スタートラインを越えても渋滞ぎみだったこと。まずい、これは。今日は目標があるので、これ以上ロスタイムを大きくするわけにはいかない。結果、左に行ったり、右に行ったり、時に、中央分離帯に乗り上げて走ったり、こんな走り方をしていたら、後で反動が来るな、と思ったが、とにかく、目標タイムのペースに追いつかなくっては、モチベーションが保てないので、強引に行った。 1キロ通過、4分33秒、ネット4分13秒。最初の渋滞を考えたら、まあまあ。ようやく、このあたりから、普通に走れるようになった。主観的にも、走っている調子は悪くなかったので、5キ地点までに、目標ペースに追いつく、という設定にした。 落ち着いて、落ち着いて、楽に、楽に・・・ 5キロ通過 21分16秒 (ラップ20分56秒) 目標の90分ペースに対して、6秒の貯金。よおし、この調子!でも、安心はできない。さっきから、全く風を感じない。ということは、追い風で背中を押されているはず。10キロまでに貯金をある程度作らないと、勝負できないかもしれない。 5キロ過ぎて、左折すると、風を感じた。今日は、北西風だ。7キロあたりで折り返し、第1給水。風が押してくれる区間では、少しでも稼ぐぞ、とぐいぐい行った。 8キロ過ぎに左折して、また、追い風。どんどん行けー! 10キロ通過 42分18秒 (ラップ21分02秒) 目標ペースに対して、22秒の貯金。心もとない貯金だが、苦しくなったら、これをちょびちょび下ろしていくしかない。 10キロ過ぎに第2折り返し。風は、最初、たいしたことはないと思ったが、やがて、キタキタ!強い抵抗!11~12キロは、4分18秒まで落ちて、目標達成が黄色信号になってきた。第2給水所は、道路中央を走っていたためパス。 ここの折り返しから12キロ地点あたりまでの海岸通りがきつかっとところ。その後は、道路が稲毛海浜公園の北側になり、少し風が落ち着いてきた。 13キロあたりで、稲毛海浜公園内へ。さっそく、公園入口に小さな盛り上がりがあり、調子が狂った。路面も変わり、カーブが多く、ペースが鈍るところだ。ただ、風だけは、最後の追い風区間となる。ここで飛ばさないでどうする。ということで、風に乗って走るようにした。 15キロ通過 1時間03分40秒 (ラップ21分22秒) 目標ペースに対して、貯金20秒。追い風区間でも、公園内は、キロ4分17秒、4分20秒と推移し、貯金が減り始めた。まずい。でも、諦めないぞ。 15キロ以降は、最後まで向かい風。ただ、公園内は樹木が防風林となって、厳しくはなかった。園路が直線となった分、走りやすく感じられた。 16キロ地点、第3給水所。給水の水を、シャツにかけてしまい、しまった、冷たい!しかし、逆に言うと、この地点では、そう感じるほどシャツが濡れていなかった。その後、雨が激しくなり、びしょ濡れになっていくのである。 16キロ過ぎて、再び、往路と同じ大通りへ。直線で、ずっと走りやすい。さあ、ここをビクトリーロードにしなくては。 16キロ地点では、給水のため、タイムチェックをしそこねたため、17キロの看板が注目だった。 17キロ 1時間12分04秒 目標タイムに対して。貯金28秒!貯金が増えた!これを確認して、いけるぞ、と思った。 16キロ 1時間16分13秒 目標タイムに対して、貯金35秒!いけいけどんどんになってきた。 しかし、ここころから、雨が本降りになって来た。気温も低く、身体が動かなくなってくる。そこで、高さ7mの美浜大橋を渡る。明らかに、ペース落ちてるな、と思った。必死で橋の坂を登り、下りで取り返そうとしても、低温のためか、思うように身体が動かなかった。 奪われていく体力を感じながら、キロ4分17秒、4分19秒と粘り、 20キロ通過 1時間24分49秒 (ラップ21分09秒) もう。よほど失速しなければ大丈夫。いつもなら、さあ、ラストスパートだ!となるところだが、今日は、ペースキープ、キープがやっと。 大通りを左折して、スタジアムの外周をぐるり半周。これが、とても長く感じる。まだだろうか、まだだろうか。時計の時間が、1時間28分後半になってくると、計算間違いをしていないか、不安になった。 スタジアムの入り口で、90分切りを、最終的に確信。昨年の不調・故障からの回復して、よく、この世界まで戻って来れた、と思うと、感動して、グッときた。 最後は、ふわふわの人口芝の上を100m! ゴール 1時間29分19秒 (ラップ4分30秒) ネットタイム 1時間28分59秒 ネットタイムのぎりぎり28分台は嬉しい。1秒1秒、大切にしてよかった。 昨年3月の鴻巣パンジーマラソン以来の90分切りで、今日は、大満足。でも、まだまだ、先があればいいな。あとから、ここは通過点、と言えるよう、これからもしかり練習していきたい。 まずは、来週の勝田全国マラソンのフル。今日のタイムで、目標3時間15分は、無茶でなくなった。しっかり走りたいと思う。 |
距離 | 通過タイム | ラップ | コース |
~ スタートライン | 0:00:20 | - | スタジアム前の道路 |
~ 5km | 0:21:16 | 0:20:56 | 美浜大橋渡る |
~ 10km | 0:42:18 | 0:21:02 | 折り返し2ケ所 |
~ 15km | 1:03:40 | 0:21:22 | 逆風 稲毛海浜公園内へ |
~ 20km | 1:24:49 | 0:21:09 | 美浜大橋渡る 雨が強くなる |
~ ゴール | 1:29:19 | 0:04:30 | スタジアム内へ |